「140字小説。愛の形。」 目次

青空から舞い降りてきた美しい唇

雲の重なりの隙間に 青空があった。 凄みのある青い空だった。 まるで神々が戯れて ...

潮騒の中で彼女が言った。さよなら、と。

潮騒が満ちていた。 彼女は海流で磨き上げられた美しい流木に腰かけて空を見ていた。 ...

桜ふぶくマンション。不倫の愛の巣の廃墟。

廃墟のマンションに桜が吹雪いていた。 久々に通りかかった街の外れ。 運転手に車を ...

駅の雑踏の妻の切ない幻影

朝のラッシュのコンコース。 人混みの中に前を行く妻がいた。 明るいスカートをはき ...

私は娼婦。性の捧げもの。男が私の全身を美味しく貪り尽くす。

優雅な寝室で目覚めた。 薄衣に包まれリボンに括られていた。 目が覚めたかい 十号 ...

公園で。熱い女体。冷たい唇。

秋の夕暮れは速かった。 僕は公園のベンチで長い間彼女を待っていた。 今夜は夫の目 ...

早朝の東京駅。不倫の秋。別れの予感。

朝焼けの東京駅。 車から降り際に女に軽くキスした。 冷たい秋の唇だった。 毎週土 ...

深まる酔い。二人の男と3Pの予感。

ビルの裏の明るいお洒落な立ち飲み屋だった。 女一人客は私だけだった。 その夜は無 ...

迷路の奥で不倫の口づけ。

ビルの迷路の端は階段に繋がっていた。 繋いだ手が熱かった。 階段の奥底からモダン ...

晩秋。年上の彼女と林の中で。

かさかさと枯葉が鳴った。 僕と彼女は下半身を剥き出して紅葉する林の木陰で交わった ...