140字小説。愛の形。

青空から舞い降りてきた美しい唇r

2021/04/28

雲の重なりの隙間に
青空があった。
凄みのある青い空だった。
まるで神々が戯れている青さだった。
その青空から女が舞降りてきた。
慈悲に満ちた
憂いに満ちた顔だった。
僕に被さり口づけした。
遠い昔に死んだ彼女だった。