愛人契約

愛人契約08.女は男をいたぶり射精させるr

2021/04/26

剛一は濡れた舌を突き出し、彼女を上目遣いに睨んだ。
そこにはいやらしい阿呆の中年男の顔があったに違いない。
「どんな味?」
「カルピスのような、甘く、酸っぱく・・」
「もっと舐めたい?」
「ハイ」
「じゃ、今度は後ろからよ」

彼女そういって背中を向け、尻を突き上げた。
剛一の目の前には、彼女のふくよかな尻と、尻の割れ目に息づくアナルと、その下にみだらに裂けている花唇のびらびらが波打っていた。
花唇の中に更に花唇があり、いたずらぽく潜んでいて、剛一に向かってあかんべーをしていた。
花唇の先で、あの肉芽が赤くなって小刻みにダンスを踊っているようだった。
剛一は椅子に縛られた躰を思い切り前に傾け、首を突き出し、舌を突き出した。
舌がアナルのすぼまりにわずかに触れた時、女は腰を引いた。

剛一はついに叫んだ。
「お願いだ、じらさんでくれ!!」
由香里は振り向いて、艶然と微笑んで言った。
「私があなたを買ったのよ。あなたは自由じゃないの!!」
剛一は欲望と怒りに駆り立てられ、ネクタイを振り解こうと懸命に手首をこね回した。
しかし、ネクタイの緊縛は、決してきつくはなかたっが、一向に緩みはしなかった。柔らかな手錠と言っても良かった。
「じゃ、私を見て、逝きなさい」

由香里はベッドに深く腰を掛け、M字型に脚を大きく開いた。
剛一は、後ろ手に縛られ、下半身を彼女の正面に向ける格好になった。
脚と動き回る蛇だけが自由で、しかし、剛一は椅子から離れることは出来なかった。

由香里はベッド上で上半身をのけぞらせ、花唇を剛一の眼前に広げた。
彼女が指で花唇を開くと、その奥の深い闇から、透明なしずく滲み出し、きらきらと滴っていた。
それは彼女も発情している証しだった。
きらきら滴たる液体は、愛液と言おうか、バルトリン液と言おうか、それは彼女の花唇の奥、蜜壺から、いや、彼女の命の根源から湧いてくるエネルギーであった。そのうち、愛液さえ滲み出てくるはずだ。

剛一は激しく勃起していた。
自分でも自制できないほど、硬く太くなった蛇は虚空に向かって叫んでいた。
彼女は慈悲深い女神のように優しく言った。

「こんなに膨らんで可愛そう。少しだけ手伝ってあげる。」
彼女はそう言って、体を起こし、剛一の怒張した蛇に顔を近付けた。
「あら、我慢汁が湧いてるのね」
彼女が面白そうに言った。

蛇はそそり立って喘ぎ、蛇身を左右に振っていた。その先からたらりたらりと透明な汁が流れ出しているのを自分でも感じていた。
剛一は目の前の由香里にその半開きの口で蛇を咥え込んで欲しいと、身をよじるほどに切望した。
しかし彼女はそうはしなかった。

その代わり、由香里は人差し指で軽く蛇身の裏筋をなぞった。硬い爪先が、蛇身の裏、先端と付け根のお間をさわさわと刺激した。爪先は、フェザータッチで、軽く、はかなく、何度も竿の裏筋を往復した。

剛一は爆発寸前だった。
そして彼女は、尖った口先で、ほんのわずか、ほんの一瞬、蛇の先端を悪戯っぽく含んで、すぐに離した。
それは拷問に近い悪戯だった。剛一はますます怒張した。

さらに彼女は先端に触れそうで触れない辺りまで唇を近付け、フーッと息を吹きかけた。
艶めかしい温かい吐息が、柔らかく優しく軽やかにエロティックに蛇の先端を愛撫し、素早く顔を退けた。

次の瞬間、ついに剛一は爆発し射精した。
白濁した精液が宙を飛び、眩暈にも似た激しい快楽に襲われた。
精液は由香里の顔を外れてピューッツと飛んだ。
しかし、その爆発する快楽は、オナニーが見つかった時のような、恥ずかしく空しいものだった。
いわば犬の快楽だった。

蛇がが、爆発後の白濁した液体をひくひくと噴き出している姿を見て、由香里は軽蔑したように呟いた。
「あーあ。汚い。」