140字小説。愛の形。

月夜の高貴な女の高貴な女体。主人は鬼だという。r

2021/04/28

やっと手に入れた高貴な館の高貴な女の高貴な女体だった。
長い黒髪の波間に見える乳房は月光の中で震えていた。
遠くの山が風に鳴いていた。
明日の朝、私は主人の元に帰ります。
女が言った。
主人は鬼だとも言った。
翌朝女の姿は消えていた。