140字小説。愛の形。

夕焼の空。血の色で染まっているのか。r

2021/04/28

駅が混雑していた。
電車は人身事故で長時間ストップしていた。
私は椅子に深く腰かけて目を閉じていた。
疲れていた。
やっと電車が動き出した。
目を開けると空が真っ赤だった。
人間の血が染めているかのようだった。
電車は切なく大きく警笛を鳴らした。