剛一パパの唇を感じるのは久しぶりだった。
優しく、優雅で、そしてセックスの感触は深く濃厚だった。
天井一面の鏡に由香里は自分があえぐ姿が映っているのを見た。
由香里に被さる剛一パパの背中が汗に滑って輝き、海獣のようにくねっていた。
由香里は頭の上で手首をネクタイで縛られ、脇腔を曝し、剛一は乳房に唇を這わせていた。
由香里は無意識に両腿で剛一を挟み付け脚を絡めていた。
ベランダからは九月初旬の柔らかみを帯びた午後の光が押し寄せていた。
光の中で由香里の体は一層滑らかに光沢を放った。
剛一の唇は、乳房から乳首へと登りピンク色の先端を含んだ。
乳首の先端を舌が弄んだ。
ウウウウ
と、由香里の微かな喘ぎ声が漏れてきた。
剛一はその声を楽しむかのように、唇と舌を腹部に這わせ、さらにその下の臍、恥丘に這わせていった。
由香里は、自分の脚が、剛一によって大きく開け広げられるのを、天井の鏡の中に見ていた。
開かれた脚の元のパイパンの花唇が割れ、肉芽が現れ、剛一の唇がそれを含んだ。
由香里は身もだえし、太腿に力を入れて剛一の頭を挟んだ。
それがさらに剛一の唇を蜜口に強く押さえつけることになり、一層の快感を誘い出すことになった。
由香里は自分から腰を動かし蜜口を剛一にこすり付け、無意識に、さらにクンニの快感をせがんだ。
剛一は舌を出し入れしていたが、それを指に代えた。
指は柔らく纏わりつく蜜壺の襞ををまさぐった。
由香里は指先にGスポットが当たるように、腰を動かし、指を誘導した。
Gスポットを探り当てた指先が、優しく、強く、ねっとりと愛撫しはじめた。
腰と奥の宮の奥から、そして肉芽の頂点から快楽の波が押し寄せてくるようだった。
剛一の舌と指は、時にはゆっくりと、そしてある時は速く、ある時は軽く、ある時は強く、由香里の体を、蜜壺の中と外から愛撫した。
剛一は演奏者で、由香里の体は楽器だった。
楽器は喘ぎ声で歌い、愛液を分泌し、恍惚に震えた。
パパ、会いたかった。
私もだよ。
二人の体が言葉にならない言葉を交わしていた。