由香里は体位を変え、剛一を横たえ、逞しくそそり立つ蛇身を咥えた。
蛇の口からは既に透明な液体が漏れ出していた。
美希から教わったように、まず蛇の口を軽く吸い、次いで蛇の頭をキャンディーのようにしゃぶった。
舌を丸め、包み込むように、そして舌の中で転がすように舐めるのだった。
更に、舌はを蛇身の裏筋から、アナルへと続く会陰を這って行った。
オオオオ
と、剛一の初めて聞く呻き声が聞こえた。
気持ちいい??
気持ちいい!!
身体と身体が会話していた。
由香里は蛇身から唇を離し、剛一にのしかかる態勢で、剛一にと唇を合わせた。
剛一の柔らかで強靭な舌が、由香里の舌を求めてきた。
由香里は剛一の舌に自分の舌を絡めて、剛一の唾液を啜った。
剛一の唾液がトクトクと由香里の口の中に流れ込んできた。
美味しい?
美味しい!
やはり互いの身体が言葉を交わしていた。
剛一の蛇身が、下から突き上げてきた。
由香里は剛一に被さったまま腰を動かして、突き上げてくる蛇身を蜜壺に収めた。
蜜壺に呑まれた蛇身は優しくピストン運動を始めた。
やがてそのピストン運動は速くなっていった。
由香里の蜜壺の奥から快楽の波が沸き起こり始めていた。
パパ、一緒にいきたい
由香里、一緒にいこう
身体同士が呼び合い答え合っていた。
由香里は騎乗位の形に映り、蜜壺深く蛇身を呑み込み、腰を動物的に振った。
蜜壺は蛇身に垂直に突き刺された形で、ボルチオのあたりにまで蛇の頭の動きを感じながら痙攣し始めるようだった。
やがて剛一が身体を起こし、由香里の腰を抱え、由香里を背後から組み伏し、後配位の形で由香里を犯し始めた。
剛一は由香里の背中を抑え込み、由香里はシーツに顔を埋めた。
由香里は顔を埋めながら、腰を剛一に捧げる様に、尻と花唇を開いて突き上げ、蛇身のリズムに合わせて前後に揺すった。
剛一は次に蜜壺から蛇身を引き抜き、アナルのすぼみに侵入し始めた。
蜜壺とは違った快感が由香里の腰の奥から湧き上がり始めた。
由香里は、やはり美希から教わったコツで、すぼまりの力を抜き、剛一の蛇身を迎えた。
腹と腸と腰の全体を使ってすぼまりが呼吸するよにイメージしながら蛇身を呑み込んだ。
由香里のアナルが私を呑み込んでいるよ
もっと奥まで突いて
やはり身体同士の会話だった。
アナルの中の剛一の蛇身の動きが速くなった来た。
いきそうだよ
まだよ、まだよ、一緒にいきたい
由香里は体位を変え、正常位の形で剛一を迎え入れ、自らも腰を上下に振った。
剛一の動きがさらに激しさを加えた。
由香里は大きく股を開き、大きく深く剛一を迎え入れ、腰全体を動かした。
快楽の波が襲ってきた。
由香里の自意識が飛散し、身体だけが喘ぎながら反応した。
上半身が反り返り
横隔膜が不規則に動き出し
腹が間欠的にのたうち
蜜口は必死で蛇身を咥え
蜜壺の奥は膨張するように開き
喉の奥から獣のような声が噴き出し
眼は白眼となり
意識が遠のき
体の中での熱い液体の放出があり
全身が痙攣するのが分かった。
液体の放出が終わると同時に
身体の中が白熱し
光に輝き
時と場所と身体が崩壊し
恍惚の中で宙に舞い
心臓の鼓動だけが無限に律動していた。
遠くで剛一の声がしていた。
由香里
由香里
由香里