由香里の愛人日記

愛人日記58.パパとの再会。蘇った私が歓喜する

その後、私と美希さんはガラスの浴槽で体を洗いっこした。
浴室の奥の壁面の鏡と、寝室の奥の壁面の鏡に私たちの姿が揺れ、首筋や乳房、アナル、陰唇の割れ目など、ありとあらゆる二人の体の部位が映し出された。
「本当に厭らしいお風呂ね」美希さんが笑いながら言った。

浴室から出て、私たちは裸の上にガウンを羽織って、軽く互いの顔をケアした。
私は、メイクを落とした素顔の美希さんも素敵だと思った。
その間も私たちの唇は互いに軽く触れ合った。

美希さんの長い髪が乾き始めた頃チャイムが鳴った。
私たちは思わず顔を見合わせた。
このマンションを知っているのは二人の他、パパしかいない。

まさか?

そんな視線を美希さんに投げた後、私は玄関の小さなモニターを覗き込んだ。
まさか、の人だった。
ダークスーツを着たパパが立っていた。
思わず美希さんを振り向いた。
「由香里が眠っている間に、私が呼んだの」
美希さんが微笑んで言った。

私は慌ててドアのロックを外した。
パパがドアを開けて入って来た。
私は子供のようにパパに抱き付いた。

パパ パパ

そう言って抱き付く私に、パパは何度も頬ずりした。

私がパパを連れて部屋の中に入ると、美希さんが大きく手を広げて
「お久しぶり」と迎えた。
豊かな乳房が露になっていた。

あの夏、沖縄の海、クルーザーの中で遼介さんと美希さん、パパと私の四人でスワッピングした仲だった。
互いの体を味わい、ザーメンを放出し、ザーメンを受け入れた仲だった。
だから美希さんもパパも、そして私も、それぞれ互いへの遠慮はなかった。

「相変わらず素敵なおっぱいだね」
そう言ってパパは美希さんの乳首を軽く突いた。

キャッ

と言って、美希さんは笑いながらガウンの前を合わせて乳房を隠した。

「二人で何してたの?」パパが私に向かって訊いた。
「知ってるくせに」私が恥ずかしげに言った。
「教えてよ」パパはニヤニヤしながらさらに問うた。

「あのねー、これ」
そう言って美希さんがガラスのディルドが装着されたペニスバンドを突き出した。
「凄い。ガラスのペニスだ」パパが驚きの声を上げた。
「そうでしょう。由香里がコレで逝っちゃったの」
美希さんがいたずらな視線を私に投げかけながら言った。
私は顔を赤くしてうつむいた。

「由香里、久し振りだね、身体見せて」
パパはそう言って、私のガウンをするりと剥いだ。
「手を頭の上で組んでごらん」
パパにそう言われて、私は両腕を頭上に挙げて、掌を合わせた。

私は頭の上で手を組んだ。
私の小振りな乳房がパパに向かって突き出された。
お腹とおへそが上を向いた。
露になった太腿の間に、パイパンの割れ目が覗いているはずだ。
パパは私の裸を、眼で何度も舐め回した。

「素敵だ。由香里」
そう言ってパパは私を抱き寄せた。腰を抱き寄せ、私の唇を吸った。
私がそれに応えて、パパの舌を吸った。
パパは唇を私の喉に這わせた。
私は小さく呻いた。

更に唇は下がって乳房を舐めた。次いで乳首を口に含んだ。

アアアアア

私は思わず声を上げた。

美希さんがパパの背後に回り込んだ。
スーツの上着、ズボン、ネクタイ、シャツ、下着のシャツ、トランクスと次々とスムースに脱がせて行った。
靴下を脱がせ終わったころ、私の腹部とパパの腹部の間で、ペニスが跳ねていた。

パパは私をソファーの上に導き、M字型に私の脚を開いた。
パパは唇を私の陰唇に運んできた。
そして、舌で割れ目をなぞり、クリトリスを唇に含んだ。

アアアアア

私はパパの甘いクンニに声を高めた。

美希さんはかがんでいるパパの背後から手を股間に入れ、怒張を初めたペニスをしごき始めたようだった。
美希さんの手の中でペニスは硬く太くなり脈動を始めているはずだ。

美希さんはさりげない身のこなしと手の動きで、パパを誘導し、脚を開いている私の上に導いた。
手に握ったペニスを私の割れ目にゆっくりと当てがった。
パパは自然な動きでペニスを私の膣深く挿入した。

「由香里、もう大丈夫だね」パパが訊いた。
レイプの後のペニス恐怖症についてだった。
「大丈夫よ。美希さんのおかげよ。ガラスのペニスで逝っちゃった」
私はパパの肩に顔を埋めて小声で言った。
そう言いながらも、高まって来る快楽の波の中で、私の声は上ずり、途切れ途切れとなった。
パパが腰を振り始めた。

美希さんが声を上げている私の唇を自分の唇で塞いだ。
私は美希さんの甘く冷たい舌を求めた。
美希さんは私に唾液を送り込んだ。
私はそれを激しく啜った。

パパの腰の動きが激しくなってきた。
私はパパの尻に爪を立て、さらに美希さんの唇の中で声を高めた。
パパの腰にさらに力がこもり、動きは一層速まった。
パパは、何度も何度も私の膣にペニスを出し入れした。
私の中で、時間が夢のように過ぎ去り、今どこにいるのかが分からなくなって来た。
私の朦朧した意識の中で、パパの切迫した苦し気な声が響いた。

由香里
いくよ
いくよ
由香里

そう言ってパパは私の中に激しく射精した。
私の膣が精液の奔流を受け止め喜びで痙攣した。
私の唇と舌が喘ぐように、美希さんの舌と唾液を激しく吸った。

私は完璧に蘇った。