由香里の愛人日記

愛人日記56.レズの悦び。美希さんが私の身体を味わいつくす

美希さんと私は三日間を秘密のマンションで過ごした。美希さんも私も、マンションの外に出たいとは思わなかった。
私はまだ、外の世界が怖かったし、心のエネルギーはまだ萎えたままだったから。
美希さんは、沖縄での暮らしに比べ、東京という世界はあまりにも人口過密で、情報過多で、ビルや車が多すぎて好きになれないという理由でだった。

食事はすべてマンションのルームサービスを利用した。ベッドや洗濯物もすべてルームサービスで賄えた。
玄関と廊下はゆったりとしていて、届けられる料理や洗濯物は、居間との間に設けられたパントリーに置かれた。
だから、ルームサービスのスタッフと顔を合わさずにこれらを利用することができた。
「すごいマンションね」と美希さんが感想を漏らした。
「そうでしょう」
だから人目を気にせず、美希さんも私も裸でのびのびと過ごした。

私は何度美希さんの体を味わったことだろうか。
均整がとれていて、熟していて、弾力があり、そして何よりも私の体に敏感に、繊細に反応してくれる。
私よりも少しだけ年上だが、彼女が漏らす快楽の声は、私よりも艶やかだと思う。

そんな感想を言うと
「由香里の体も素敵よ。剛一さんに開発されたの?」
と意地悪い質問をされた。
私は
フフフ
と笑っただけで答えなかった。

最初の日、私たちは互いの体を貪り合った。
夏の沖縄で初めてレズプレイしたのだが、今回は互いの体を隅々まで味わった。
互いの唇と舌、乳房、乳首を舐めあったり、互いの膣を互いに愛おしく愛撫し合った。

私が一番好きな体位はシックスナインだった。
私たちは絡み合いながら、互いの膣を吸い合った。
美希さんの膣から流れ出る愛液は豊かで、私の口の中にあふれ出して来るのだった。美希さんは、愛液を吸われながら、快楽に悶え、白熱した太腿で私の頭を締め付けた。
そして、膣と割れ目とクリトリスを私の鼻先や顔にねっとりと押し付けてくるのだった。
私はそ美希さんの奥の奥へ舌を伸ばし、つつき、吸い上げた。
クリトリスを舐めて吸い上げると、美希さんが

ググググ

と獣じみた声を上げた。やがて、美希さんが体を動かし、体位をほどき、また新たな体位で私を導いた。
美希さんはいわゆる松葉くずしの型に私を誘った。私たちは、互いの膣口と膣口を擦り合って、愛液を交換した。
美希さんの膣口は、美希さんの唇そのものとなって、私の膣口を激しく吸引した。

美味しい
美味しい
由香里の愛液がおいしい

美希さんはうわごとのように何回も呻くのだった。
二人の膣口は自分と相手の愛液にまみれ、どん欲に互いを飲み合い、互いを貪った。
呼吸が合い、完璧に呼応し合って、二人は一緒に、オーガズムに達した。
私たちの体が溶け合って、歓喜に震えて、一体となっていった。

私たちの食欲は、性欲と同じくらい旺盛にだった。
焼き肉をがつがつ食べる私を見て、美希さんが笑って言った。
「由香里、剛一さんをそうやって食べてるの?」
「意地悪!!」
私は大笑いした。
私は回復して来ているのが自分でも分かった。