140字小説。愛の形。

目隠しされてr

2021/04/28

私は目隠しされていた。
彼が私の掌をゆっくりと彼の体に導きながら訊いた。

これ何ーんだ
乳首
これ何ーんだ
お臍
これ何ーんだ
お腹
これ何ーんだ
お尻
これ何ーんだ
蛇!

握ってごらん

キュッと握ると蛇は掌の中で嬉しそうに身をよじった。
私は言った。

しっ!
まだよ!