愛人契約

愛人契約92.黄金の朝。愛は幻? 一緒に逝く二人。r

2021/04/26

二人はさっそくステーキを頬張った。
柔らかでジューシーな国産の和牛だった。

剛一は由香里が肉を小さく切って口へ持っていき、モグモグ動かす唇を見詰めた。
滑らかで、薄いピンク色の唇が肉の味を堪能していた。
その唇は、今は俺のものだ、とふと思った。

そうなんだ。
剛一の脳内で言葉が響いた。
可愛い唇は俺のものだ。
俺を愛する唇。
俺の舌を吸い込む唇。
俺の乳首を舐め
俺の蛇を咥える唇。
そして、俺の精液を受け止める唇。
その唇が今、黙々と肉を頬張っている。
美しく、エロティックに。

「何見てるの」
由香里が、食事の手を止めて自分を見つめている剛一に行った。
「由香里の唇だよ。エロイね」

フフフフ

由香里は嬉しそうに微笑んだ。

そして・・・・
剛一の脳内の言葉は続いた。
今はがガウンの下に隠れている
形のいい乳房
形のいい腹部
形のいい恥丘
形のいい花唇
形のいい蜜口
形のいい肉芽
形のいいアナル
形のいい尻
形のいい太腿
全部、俺のものだ。

そして、やがて、俺から去ってゆく。

由香里を見つめている剛一を由香里が見つめ返していた。
二人は視線を合わせて無言になった。
無言のまま由香里は肉を口へ持って行った。
そして、無言のまま、由香里は涙を流した。

「泣かないで。しっかり食べよう」
剛一が優しく言った。
「うん」
そう言って、由香里は肉を食べ続けた。
だが、涙は止まなかった。

二人は肉を食べ終わると再びベッドに潜りこんだ。
剛一は裸の由香里を抱き寄せた。
由香里もそれに応えて、手足を絡ませてきた。
由香里の乳房や、腹部や、腕や、太腿が、剛一の体の表面で風のようにそよいだ。
由香里の目は無言で剛一を見詰めていた。
剛一は由香里の唇を吸った。
柔らかく、冷たく、滑らかだった。
さっきの肉の匂いがほのかに残っていた。

「由香里、カーテンを開けてくれる」
剛一が言った。
由香里はベッドから下りて、カーテンをさーっと開けた。
開け放たれたガラスの壁から秋の午前の日差しが押し寄せた。

逆光の中で、由香里の体の輪郭が浮き上がった。
体の曲線が金色に縁どられた。
内側は神秘的な暗さだった。

「由香里 愛してるよ」
「私も」

剛一は由香里の輪郭に目を奪われながら、脳内で呟いた。
これは幻だ。
由香里は幻だ。
全ては
幻だ。

剛一もベッドを離れた。
逆光を受けて輪郭が輝いている裸の由香里を抱きしめた。
由香里の体は暖かく、すべすべしていた。

由香里と接している腹部のあたりで、剛一の蛇身が硬くなって行った。
由香里がそっと手を差し伸べ蛇身を掌で包んだ。
そしてゆっくりと手を動かした。
掌の中で蛇身が反り返った来た。

剛一は由香里の左足を大きく持ち上げた。
由香里の下から、蜜口を突いた。
由香里は腰を動かし、蜜口の角度を微妙に変えて、蛇身を奥へと導いた。

剛一はしっかりと蜜壺深く入り込んだ。
そして蜜壺の中で蛇身を上下運動させた。

アアアア

と言って、由香里が剛一の一方の肩へ頭を預けた。
不安定な立位で、由香里は剛一を抱きしめ、安定を図った。
剛一も不安定だった。

ダメ 崩れちゃう

そう言って由香里は床の絨毯に崩れ落ちた。
剛一はそのまま上に被さり、由香里の股を大きく開かせ、正上位で蜜壺の中に侵入した。

由香里は剛一に応えて、腰を突き上げ、蛇身を求めた。
腰を上げ下げして蛇身を擦った。
蛇身の熱を感じながら、由香里は剛一の唇を求めた。

剛一の舌を吸い、剛一の蛇身を蜜壺に入れ、乳房を押し付け、腹をうねらせ、全身で剛一を愛した。
剛一の動きが早くなって来た。

パパ 愛してる

由香里が切なく言った。
剛一が腰の動きを速めた。
由香里も剛一に会わせて腰の動きを速めた。
二人の呼吸が同期した。
二人の絶頂が近づいて来た。

由香里 イクよ
私も イク

やがて剛一が激しく射精した。

アアアアー

と由香里が叫んだ。
そして蜜口が

ギューッ

と締まった。
由香里が精液を受け止めながら蜜壺でイッた。
剛一は蛇身を根元から絞り上げられ、何度も何度も精液を放出した。