外は猛暑が襲っていた。熱帯夜だった。
剛一と由香里は適度にクーラーの効いた広い寝室で、シーツの中で戯れていた。
由香里の弾力のある体を愛撫し、舌を這わせるのが剛一の何よりもの喜びだった。
剛一は、由香里が若い男のアパートへ入って行ったことに嫉妬していた。
由香里との契約には、互いの生活に踏み込まない無い事、誰と何をしようが自由であるとされていた。
頭では理解、承知していても感情は別だった。
由香里がその見事な躰を、別の男に許しているのかと思うと怒りさえ感じるのだった。
剛一は由香里の身体を痛め付けたいと思った。
「今日はアナルを攻めてみるよ」
「え、お尻??」
「そうだよ。君のすべてを味わいたい。犯したいのさ」
「怖い」
「大丈夫だよ」
剛一はそう言って、由香里をうつ伏せにして、脚を開かせた。
彼は豊かに盛り上がる由香里の尻の丘を左右に押し広げた。
しっかりと閉じられた肛門が怯えて震えていた。
その下に剃毛されてパイパンとなった花唇と肉芽があった。
指先で閉じたアナルを優しく撫でたりつついたりして、すぼまった口をリラックスさせた。
由香里のすぼまりがそれに答えて閉じたり開いたり突っ返したり、小さな動きを繰り返した。
それはまるで、剛一の指と由香里のアナルとの会話のようでもあった。
剛一はじっくりと時間をかけてその会話を繰り返した。
由香里の甘い声が漏れ始めた。
会話の後、剛一はアナルのすぼまりに口づけした。
そして、指の代わりに舌で会話を始めた。
舌先ですぼまりをつついたり舐めたりあるいは少しいたぶったりを繰り返した。
由香里の声は次第に喘ぎ声に代わって行った。
アアアーーー
フウウーー
フウーーー
唾をたっぷり行けて舌でアナルを舐めまわしながら、おもむろに右手の人差し指をゆっくりと蜜口に挿入した。
蜜壺の締め方を覚えた由香里は、キューっと彼の指を締め返した。
蜜壺はすでに愛液で濡れていた。
剛一は一度蜜口から指を抜いた。