今度は、愛液に濡れた指でアナルのすぼまりを撫でた。
いやいやをするように、由香里が腰を振った。
「大丈夫。お尻の力を抜いてごらん」
そういうと、由香里が試行錯誤しながらすぼまりの力を抜いていくのが、剛一に分かった。
剛一は左手で由香里の尻を押さえつけ、押し広げ、右手の人差し指をアナルのすぼまりにゆっくりと挿入した。
少し緩くなった効果もあって、愛液で濡れた人差し指は、すんなりとアナルの未知の暗闇に滑り込んで行った。
ヒィー・・・
由香里の苦し気な呻き声が響いた。
由香里は尻を高く上げ、顔をシーツに押し付けて、うめき声を必死で抑えた。
剛一はすぼまりの中をを傷つけないように、丁寧に指を出し入れした。
指が、腸壁の襞の滑らかさを感じていた。
剛一は今度は別の攻め方をした。
親指をすぼまりに挿入し、人差し指を蜜口に挿入した。
奥深くまで挿入した二つの指が、薄い膜を挟んで、互いを感じ合った。
別の言い方をすると、アナル側と蜜壺側から、それらを隔てている薄い膜をつまむように愛撫したのだった。
ぐっぐっう・・・・
うめき声は、よがり声にも似ていて、由香里の肉の奥底から聞こえて来るようだった。
寝室と浴室の間の仕切りは開け放れており、浴室の奥の大鏡の中で、由香里が尻を突き上げて揺れていた。
その由香里をいたぶっている裸の剛一がおり、剛一の蛇はすでに怒張し、飛び跳ねていた。
由香里は指ですぼまりを犯されながらも、条件反射的に、体の下から手を伸ばし蛇を求め、かいがいしく、おもむろに蛇身をしごき始めた。
剛一はそれが嬉しかった。
由香里が剛一の性的欲望に、反射的に積極的に応えるのが嬉しかったのだ。
「いいかい、もっともっと力を抜いてごらん、お尻と躰がが開いていくのをイメージしながら・・」
そう言いながら、剛一は十分に怒張した蛇の先端をアナルのすぼまりにあてがった。
しかし、由香里のアナルのすぼまりは指が入るぐらいしか広がらかった。
剛一は、蛇の先端で突くのを止めて、掌で花唇を愛撫しながら、掌に愛液をたっぷりと付け、それをローション代わりにすぼまりに塗りたくった。
衝動的なアナル攻めだったので、ローション等を用意していなかったのだ。
そして、再び蛇の頭をすぼまりに当てがった。
何とか閉じようとするすぼまりに蛇の頭が入った。
頭の侵入にに逆らって、それを押し出そうとする防御体制の一部が崩れたのだった。
剛一の目の前には、蛇の頭が出し入れされ犯されているアナルと、ふくよかな尻の丘と、少し汗ばんだ背中のカーブ、首筋、形の良いショートカットの後頭部等、由香里の均整の取れた後姿が広がっていた。
それは新たな征服感であり、所有感でもあった。
剛一は、由香里は俺のものだと頭の中で呟きながら、蛇の頭をさらに奥に進めた。
ぐっぐっう・・・・
由香里の呻きと喘ぎが一層高まった。
剛一は逃げそうになる由香里の腰を両手で固定し、蛇身を根元までグイと押し込んだ。
蛇身全体が由香里のアナルを暴力的に押し広げ、直腸の内部に侵入するのが分かった。
キャァー・・・・・
由香里が痛みに悲鳴を上げた。
構わず、剛一は肛門を犯し続けた。
睾丸がパタパタと由香里の花唇を打ち付けた。
キャァー・・・・・
由香里の声はやまなかった。
その悲痛な叫びを聴きながら、激しく蛇身を出し入れし、やがて剛一は射精した。
精液が、由香里の体内に注ぎ込まれるのが分かった。
浴室の奥の大鏡を横目で見ると、そこには交尾している二匹の獣の姿があった。
由香里を組み伏す体位で、精液を最後まで放ち終えておもむろに蛇身を引き抜くと、すぼまりから白濁した液体がゆっくりと押し出されて来た。
剛一は、由香里の頬にかかった髪の毛を掻き揚げた。
髪は汗にぬれていた。
由香里はシーツに顔を押し付け、声を出さずに、目を閉じて泣いていた。