手を太腿にあてがうと、由香里は自分からゆっくりと脚を開いた。剛一は恥毛をかき分け、恥毛の中で息づく肉芽に舌を絡ませた。
先ほどは厳しい待ったがかけられたが、今、く肉芽の核はそのすべてを剛一に委ねようとしていた。
剛一は舌で核に先端を剥き、隠れていた核の実を舌でもてあそんだ。
「アアア」と彼女の切ない声が漏れた。
剛一の顔を挟んで二つの太腿がのたうった。
滑らかで張りのある太腿が惜しげもなく剛一の視界の中で乱舞した。
肉芽の核心を離れ、剛一はその下へと続く花唇のクレバスを舐め下ろた。
いまや、その奥でヒクヒクと期待に打ち震えてる膣口からは、不思議な、透明な快楽の液体が流れ出ていた。
剛一は熟した桃にかぶりつくように、膣口に吸いついた。そしてその溢れる密をジュルジュルと厭らしい音を立てながら吸い込み飲み込んだ。
喘ぎながら、彼女がさりげなく剛一の蛇に手をやった。
「あら、もう固くなっている」
その声には、蛇身の硬さを待ち望んでいた喜びの響きがあった。
いま彼女は自分に素直になって快楽を貪ろうとしていた。
確かに剛一は硬くなり始めていた。
ここ数年、こんな経験は絶えてなかった。五十代の剛一にとって、精を放った後の回復には相当な時間が必要だった。
しかし今、剛一の蛇は彼女の掌の中で逞しく目覚め始めていた。
由香里は体を起こし、身を屈めて、剛一の蛇を口に含んだ。
上目使いで剛一を見上げる瞳が濡れていた。
そして、手を添えて蛇身をしごき、口の中で滑らかな舌を使っ先端をしゃぶり始めた。
剛一は由香里の尻を自分の顔の正面に来るように動かして、シックスナインの体位を取った。
目の前に硬く閉ざしたアナルのすぼまりと、愛液にを滴らせ始めた花唇の割れ目が剥き出しになった。
剛一はすぼまりに舌を入れた。
「アアア、いや」
彼女が尻をくねらせた。剛一は舌に唾液を絡ませてすぼまりに注ぎ込んだ。すぼまりが呼吸するように開いたり閉じたりした。剛一は舌を割れ目に沿わせ、すぼまりには人差し指で犯した。
固い肉の門が用心深く開かれ、慎重に指をくわえ込んだ。
すぼまりの下の割れ目はいまや愛液にしとど濡れて、剛一を呼ぶようにヒクヒクとわなないた。
上になった由香里は蛇身の根元まで舌を這わせ、付け根のの袋を口に含んでいた。先端や蛇身とは違った快感が全身を走った。
袋は剛一の生命の根本に繋がっているようで、袋が吸われるたびに、身体の奥の野獣が快楽に身もだえした。
やがて剛一は体を移動させ、後背位に移り、背後から由香里を激しく犯した。
体全体はぜい肉がなく伸びやかだが、尻は豊かに盛り上がらい弾力に富んでいた。
尻の割れ目の間で、犯されている蜜口が剛一を飲み込んでいるのが見え、すぼまりが眼を閉じて泣いていた。
由香里の背中はしっとりと汗をにじませ、内部から白亜の光を放っていた。
「いいわあ、いいわあ、強く、強く、アアアア、ヒイイイ」
由香里は、苦し気な呻きを何度も吐き出した。
剛一は激しいものが、付け根から蛇身を通じて先端へと馳せ登ろうとするのを感じた。
由香里の身体を物のように扱い、仰向けにし、両脚を思いきり開かせ、蜜口にいきり立った蛇身挿入した。
「キャアアアア、イクイクゥー」
由香里が苦し気に、眉を寄せて叫んだ。
剛一は、野獣のように激しく腰を前後に振り、ピストン運動を速めた。ついに爆発の予感が襲って来た。
剛一は蜜口から充血した蛇身を引き抜き、盲目に爆発先を求める先端を、由香里の口に押し込んだ。
由香里は喜んで剛一の蛇を受け入れ、蛇身を喉の奥まで咥え込んだ。
彼女の瞳が、怒るように、泣くように、切なく、そして祈るように剛一を見つめていた。
「行くよ、いいかい」
剛一はそう叫んで、由香里の口の中に精液を放出した。
先ほど精を放ったばかりだったが、今再び、さらに大きな放出であり、爆発だった。
剛一は、彼女の体内空間をすべて埋め尽くすかのように、腰を押し付けて精液を注ぎ込んだ。
剛一は全身が解放される喜びに襲われ、彼女の口に、自分自身が注ぎ込まれ、彼女と一体化する感覚に襲われた。
由香里は剛一の蛇身を咥えたまま、先端からほとばしる白濁した精液を飲み込んだ。
彼女の喉元が、二度三度と、精液を嚥下して、上下に動いた。
飲み残した精液が、彼女の唇の端から漏れ出して首元に流れて行った。