夏の別荘にプラチナ色の光が降り注いでいた。
彼女の夫の別荘だった。
遠くに山並みがかすみ、そよ風が心地よかった。
彼女はベランダの木の椅子にもたれかかり、レースのシースルーのガウンの前をはだけて、豊かな太腿を少し開き、艶めかしい花唇を覗かせて眠っていた。
僕と彼女は、夫のアメリカへの出張を見計らって、この別荘に泊っていた。
先ほどまで、僕たちは、木のテーブルを囲んで、ローストビーフやナッツ等の軽食とウイスキーの水割りを飲んでいた。
下着を付けず、シースルーのガウンだけを羽織った彼女の体が、淡く発熱していた。
彼女はアルコールに弱く、薄い水割りを一杯飲んだだけで、椅子にもたれて眠ってしまった。
彼女は二十八歳。僕より四歳年上だ。
彼女の美しい顔に、髪の毛が纏わり、半開きの口元が陽に光っていた。
首には、金の細いネックレスが絡んでいて、その先端には小さな米粒ほどの金の鈴が付いてた。それは僕が無理して贈ったものだった。
そして、斜めに上を向いた胸元には形のいい乳房が優雅にガウンから透けて見えていた。昨夜、愛して、揉みしだいた美しい乳房だった。
先端の乳首は、つんと上を向き、僕を挑発しているようだった。
僕は、彼女の足元に膝をついて、美しい花唇を見詰めていた。
恥丘の周辺の恥毛は手入れがなされており、その下に妖しげな花唇の割れ目が走っていた。
ウーン
と、呻いて、彼女が体をねじり、脚を更に広げた。
昨夜、心行くまで舐め尽くした花唇が更に露になった。
僕は自分のガウンの前をはだけ、蛇身を擦った。
蛇身は、彼女を求めて、太く、堅く反り返って、激しく女体を犯したがっていた。
しかし、今は、彼女に触れることで目を醒めさせたくなかった。
眠る彼女の痴態、別荘の佇まい、ベランダの木材の優しさ、遠くの山並み、その上に競り上がる積乱雲の輝き、これらが一枚の絵となっていた。まさに神の一刷毛のような絵だった。
僕はこの絵を壊したくなかった。
彼女は更に身動きして、顔を空に向けた。
髪の毛が左右に流れ、白い首筋と、顎と、ピンクの唇が日の中で煌めいた。
僕は彼女に挿入したい衝動を抑えながら、蛇身を擦るスピードを速めた。
僕はまるで、彼女をレイプしている気になった。
彼女の意思を無視して、その白亜の体をいたぶり、情動に駆られるまま、弾力のある腹部に、暴力的に精液を噴きつけたかった。
快楽が蛇身の深い根元から湧き上がってきた。
僕は彼女の体を目で舐めて犯していた。
伸びあがった喉元、盛り上がった乳房、たゆたう腹部、日に光る恥丘と恥毛、その下の花唇、誘惑の太腿。
犯しながら、僕の呼吸は速くなっていた。
蛇の発射は間近だった。
積乱雲の麓から遠雷が響いた。
やがて来る驟雨の予感と白濁の液の噴出が同期した。