美希と久しぶりに会ってレズビアンの喜びを味わった翌日、由香里はさっそく秘密のマンションに美希を招き入れた。
正午だった。
部屋に入るなり
「素敵」
と美希が叫んだ。
「まるでリゾートホテルでしょう?」
由香里が言った。
「ホテルより凄くエロティックよ」
美希が、リビングや寝室、浴室の天井や壁に張り巡らせた大鏡をみて感嘆の声を上げた。
「でしょう」由香里が言った。
「由香里と私のすべてがどこの部屋からでも、どんな位置からでも鏡で全部見えちゃうのね」
美希が興味深げに言った。
「そう、剛一パパと私の体やセックスの場面の裏側まで全部お互いに見えちゃうの」
「素敵ね」
そう言って美希が由香里を抱き寄せた。
「さっそく由香里のすべてを見せて」
美希は由香里のセーターをまくり上げ、スカートを引き下ろし、ブラウスのボタンを外し、丁寧に由香里を剥いで行った。
由香里も服を剥がされながら、自然な動きで美希を剥いでいった。
やがて二人はベッドの上で横に並んで天井の鏡に映っている自分たちを見詰めていた。
ボーイッシュな髪形の由香里。
すらりと伸びた体と手と脚。
小振りで形のいい乳房。
股の付け根のパイパンの恥丘と刻まれた割れ目。
全体が大理石のように輝いている。
豊かな髪と成熟した体の美希。
完璧な女体を思わせる体の線。
ふくよかな乳房にくびれた腰。
股の付け根の形のいい恥毛。透けて見える恥丘と割れ目。
体全体が薄いピンク色に発熱しているようだ。
どちらからともなく互いを抱き寄せ合い、腕を絡ませ合い、乳房と乳房を寄せ合い、脚を絡ませ、肉芽をこすり合った。
どちらからともなく体位を移動させ、互いの太腿の間に互いの顔を埋め、シックスナインの体位を取った。
互いに互いの花唇の割れ目を舐め、蜜口を舌で突き、溢れる愛液を互いに啜った。
天井の鏡の中に
壁一面の鏡の中に
二人の白熱した体が絡み合う様々な姿態が映し出された。
アナルのすぼまりを舐める舌
蜜壺に出入りする指の動き
肉芽を舐める舌
喘ぐ由香里の顔
呻く美希の顔
互いの体は互いの体を侵し、慈しみ、貪り、愛液にまみれた。
ベランダから押し寄せる秋の正午の柔らかな光の中で、二人の体は黄金色に燃え上がった。