「スワッピングしないか」
遼介が、ねっとりした声で言った。
剛一はそれを受けいれた。
剛一は自分の側で、美希に背中をキスされている由香里を抱き寄せ、耳もとで囁いた。
「由香里、俺をを愛しているね」
「愛しているわ」
「おれも、由香里を愛してるよ。何があっても」
「私も」そう答える由香里の声はうるんでいた。
「じゃ、よく聞いてくれ、いいかい」
「何?」
「今からスワッピングを始めるよ」
「スワッピングって何?」
「恋人交換、夫婦交換、愛人交換のことだよ」
由香里には何のことか分からなかった。
「由香里は遼介と、俺は美希とセックスするんだ。」
「まさか、本気? スワッピングなんて体験したことないわ」
「本気だよ。そして、大丈夫だよ。さあ」
そう言って剛一は、マイクロビキニだけ着けた由香里を差し出すように遼介の方に押しやった。
遼介も美希を剛一の方に押しやった。
遼介が由香里の腰に手を回した。
剛一も美希の腰に手を回した。
由香里は遼介に腰を抱き寄せられながら剛一を見つめた。
パパ、パパ
その目が助けを求めているようだった。
愛してるよ
由香里
剛一は目でそう訴えた。
遼介が由香里の唇を吸った。
遼介は彼女の頭をだき抱え、唇をむさぼり、舌を吸い込み、自分の舌を彼女の喉奥まで挿入するのだった。
由香里が初めて体験するディープなキスだった。
遼介の手はやがて、由香里の背中を抱きかかえる形になり、もう一方の手は、由香里の恥丘からマイクロビキニの中へ指を潜らせ始めていた。
剛一も美希を抱き寄せた。
美希は素直に剛一の腕の中に身を収めた。
剛一は背後から美希を抱きしめ、ガウンの中に手を差しいれた。
豊かな乳房が掌に収まった。剛一は乳房を揉みしだいた。
乳房を揉みながら美希のうなじに唇を這わせた。
片方の手を美希の水着の中に滑り込ませ、花唇を割って、肉芽を摘まんだ。
美希は後ろから抱きすくめられながら、剛一のガウンの下の水着の上から蛇を撫で始めた。
マイクロビキニは既にはぎ取られていた。
遼介が由香里をソファーに座らせ、股をM字形に大きく開かせていた。
そして遼介は由香里の花唇に舌を這わせていた。
由香里が一瞬剛一見たが、すぐ目を閉じて小さなうめき声を上げ始めた。
美希が剛一をソファーに座らせた。
テーブルを挟んで遼介たちと反対側のソファーだった。
美希は剛一の水着を脱がすと、自分も裸になった。
「大きくなってる」
そう言って美希は剛一の蛇身を手でしごき始めた。
剛一は美希の頭を両手で固定し股間に引き寄せた。
「フェラしてくれる?」
そう言って美希の口腔に蛇身を差し込んだ。
遼介は執拗に由香里の割れ目を舌で舐めた。
蜜口に吸いつき、由香里の愛液を啜った。
由香里は胸を反らし首を反らして、声を上げ始めた。
剛一には聞かせたことのない獣じみた声だった。
それほど遼介のクンニは激しい快楽があるようだった。
剛一は蛇身から美希を引き離すと、今度は美希にソファーに手を突かせ尻を突き出させた。
剛一は背後から美希の尻を割った。
手入れの行き届いたきれいなアナルのすぼまりと、花唇の割れ目が見えた。
花唇の下の方に、恥毛に囲まれた肉芽が顔を覗かせていた。
剛一はおもむろに、美希のすぼまりに人差し指を入れてみた。
すぼまりは素直に柔らかく指を飲み込んだ。
剛一は後ろから美希の豊かな髪に顔を埋めながら訊いた。
「アナルを攻めてもいいかい」
「いいわ」
そう言って美希は自分から肛門を突き出してきた。
遼介も由香里を後ろ向けにして、アナルに人差し指を入れていた。
そして親指を蜜壺に入れ、二つの指で由香里を侵していた。
由香里の白い体がブルブル震えながら快楽の襲来に耐えている様だった。
「由香里ちゃんアナルに入れるよ」
遼介は優しくそう言って後背位の形で、由香里のアナルに蛇身を沈めた。
由香里のアナルは開発した効果を出していた。
適度な力で蛇身の侵入に抵抗し、適度な柔らかさで蛇身を受け入れていた。
遼介の腰の動きが速くなっていった。
由香里の声が高まって行った。
「行くぞ、行くぞ」
遼介が叫んでいた。
遼介は激しく腰を打ち付けていた。
由香里の尻がそれを懸命に受け止めていた。
アアアーー
そう言って遼介の腰は、蛇身をアナルの奥深く押し込んだまま静止した。
蛇身の中を精子が疾走し由香里の中へ吹き出していくのが分かった。
遼介は由香里の背後に崩れ落ちた。
剛一も美希のアナルに蛇身を押し込みピストン運動を速めていた。
美希のアナルは由香里のと比べると熟成した粘度が感じられた。
きつくもなく緩くもない。
そしてアすぼまり自体が意識を持っているかのように、蛇を咥え、蛇身を飲み込んだり、蛇身を吐き出したり、蠕動運動する直腸で蛇身を愛撫するようだった。
やがてアナルは、剛一の精液の放出を懇願するように、蛇身にむしゃぶりつく様だった。
「お願い、出して、出して」
美希が剛一に組み伏されながら言った。
剛一はそれに促されるように腰の振りを速め、そしてついに激しく射精した。
美希も歓喜の声を上げた。