スワッピング・悦楽の四重奏

四重奏29 夫婦交換の男は絶頂で腹の上に外だし。r

2021/04/26

恭介は私の蜜壺の中に、ゆっくりと蛇身を挿入してきた。
熱く、硬く、太い存在が私を満たした。
そして蛇は私の中で暴れるようにピストン運動を始めた。

あの快楽の波が再び押し寄せてくるのが感じられた。
花唇の奥、子宮の奥、腰の奥からせり上がって来るのだった。
恭介は腰を使いながら、乳首を吸った。
快楽の電流が全身を走った。
私は、海に溺れる寸前のように、彼の背中に腕を回し、助けを求め、しがみついて、爪を立てた。

恭介は今度は私の唇を求めた。
熱い舌を伝って、夥しい唾液が私の口の中に流れ込んできた。
私はそれを啜った。

おぼろになった意識の中で、私は夫と美帆さんの姿を求めた。
二人はベランダにいた。
美帆さんが宮廷風のベンチの背に手を突き、お尻を突き出し、その後ろから裕也の蛇が静かに出入りしていた。
二人は絹のキトンの襞を揺らしながら、後背位で交わっていた。
不思議な光景だった。
二人のセックスは極めて静かだった。

横から見る美帆さんの前屈した体は、乳白色の大理石のように幻想的に輝いていた。
裕也の腰のゆったりとした前後運動に合わせて、背中とお尻が波打ち、形のいい乳房が息づいていた。
それは美しい豹を思わせた。
強靭でしなやかな筋肉をつけ、ベランダの彼方の都会の夜空を疾走しているようだった。
美帆さんの歯を食いしばっている表情から、それは快楽の疾走だと分かった。

美帆さんの疾走を追いかけるようにして、私の中の、野獣の快楽がほとばしり出てきた。
恭介の腰の動きが速くなり、蛇身が私の中で暴れまわった。
恭介は私の腰を両手で固定し、モノのように扱い、ピストン運動を速めた。
恭介の噴出の予感が私にも伝わってきた。
私は無意識に、しかし、理性的に言い放っていた。

中はダメ
外に
お腹に

鏡の中で、私は頭の上で腕を組み、乳房を揺らしていた。
私に被さっている恭介の腰と尻が、動物の本能的な交合の動きを、激しく速めていた。

やがて、突然、蛇身が私から抜き取られた。
続いて、蛇の口から、夥しい、熱い白濁の液が迸り出て、私のお腹の上に降り注いだ。
同時に、私の体が機械仕掛けのように跳ね上がり、痙攣したかのように、ビクビク震えた。

痙攣する腹の上に、一通りの放出が終わると、恭介は私の顔に、蛇を近づけ唇に押し付けた。
私は盲目的に、その太い蛇を口の中に受け入れ、舌を絡めた。
熱い蛇身は白濁の粘質の液でぬめっていた。
蛇の口から、残りの白濁の液が、間歇的に噴き出した。
私はそれを、自動的に飲み込んだ。
苦かった。
飲み込むことで、私は恭介の全てを差し出している感じがした。