由香里の愛人日記

愛人日記46.恋人正輝とアナルセックスを・・・

【本文】
正輝のアパートで。
私はクンニされながら、正輝のペニスを探った。
どこか倦怠感が漂う夜だった。

握ると、ペニスは脈動をし始めて、私の掌の中で勃起し始めた。
掌を動かすとペニスはのたうち始め、掌の中で暴れだすのだった。
いつもの反応だった。

倦怠感を振り払うつもりで言った。

アナルに入れてくれる

と、正輝は少し驚きの声を上げた。

いつものようにしたらいいの

そう言って、私は後背位の形をとり、正輝に背中を向け尻を突き出し、自分で尻を割ってアナルを剥きだしにした。
そして、正輝のペニスをアナルに導いた。
それでも倦怠感は消えなかった。

正輝はやがてペニスをすぼまりに当てがってきた。
私はアナル開発で会得したコツで力を抜き、アナルがペニスを飲み込むようなイメージで正輝を迎え入れた。

アナルは貪欲にペニスを呑み込み始めた。

ゆっくり、強くよ

私はお姉さんのように優しく言った。
正輝はゆっくりとペニスを奥まで滑らせた。
私はシーツに顔を埋めながら、アナルが押し広げられるのを感じていた。

「どんな感じ」私が小さく呻きながら聞いた。
「すごくいい。独特の締まりだよ」
「嬉しい。正輝、でも、まだ出さないでね!一緒にいきたいの!」
そう言っても正輝の腰は、本能的に勝手に動きを速めた。

しかし、その一方で、パパとのアナルセックスで感じた重い蠱惑は湧き上がってこなかった。
あの、腹部や腰の奥底から湧き上がる独特の快感はやってこなかった。
自分でも不思議だった。

アナルを突く正輝のペニスは正輝そのものだった。
粗雑で、荒々しく、パパよりも固く、もっと速く、もっと熱いものだった。
狭いアナルをこれでもかこれでもかと、正輝のペニスが押し広げて行った。

背徳的な意識が加わって来た。
膣での通常のセックスではない、少し変態的なセックス。
そして、パパのために開発したアナルを、正輝が犯しているという、裏切り感。
しかし、これらの意識は私の快楽に育とうとはしなかった。
でも、正輝を愛したいと思った。

ようやく私の脊髄のあたりで微かな快感が騒めき始めていた。
一緒にイキたい、と私は思った。
正輝の愛を体で確かめたいと思った。

しかし、正輝は一人で登り詰め始めていた

イクイクーー
ウウウーーー

そう唸って正輝は突然アナルの奥、直腸にザーメンを放出し始めた。
ヌルヌルして熱いザーメンが直腸の中に溢れるのが感じられた。
アナルは生理的に機構的に正輝のペニスを排泄しようとしてググっと閉じだした。
それは逆に、正輝のペニスからザーメンを搾り出す効果を高めていた。
悦びは無く、ただ私の体が反射的に反応していた。

やがて正輝はザーメンの放出を終え、力を失い、私の背中に崩れ落ちてきた。
私は、正輝の体を背中で受け止めながら、先ほどの微かな快感が遠のき消えて行くのを感じていた。

またも、正輝は自分だけイッテ、私は置き去りにされたと思った。

置き去り感は、いやな感情の煙となって私の中に立ち込め始めた。