鏡張りの浴室、そしてガラスの浴槽でパパと抱き合っている時だった。
パパの膝の上に跨り、パパの首に手を回し、パパを見詰めながら訊いた。
下腹部に触れるパパの蛇身が蠢いていた。
何故アナルに入れたいの、アナルでセックスしたいの?
パパはにやにや笑いながら、私を見つめて言った。
アナルの締まり具合がとても良いからだよ。
バギナの二倍、三倍の強さで締まるからね。
バギナは飽きたの?
バギナも大好きさ。
バギナは洗練された淑女のエロス。
まったりと、優雅で、奥深く、海の波の高まりみたいな感じ。
正常位でセックスするときの
由香里の顔の歪みと
乳房のたゆたいと
お腹のうねりが熱い嵐のようだよ。
女の私にはよくわからない。
アナルはどうなの?
アナルは未開の野生の娘のエロス。
未開拓で、飼いならされておらず
俺の蛇身に激しく抵抗する。
そして、アナルを後ろから犯すときの
由香里の背中のうねりが
未知の大草原のようで
エロスの風が
遠い遠い過去から未来へと
吹き抜けていくんだ。
パパって詩人ね。
私は嬉しくなってパパにキスした。
私の花唇のあたりでパパの蛇身が硬くなり始めていた