愛人もどき。危険な女二人。

愛人もどき22.女達は襲う大男のペニスを手なずける

俺がザーメン放出を閉鎖され強烈な生殺しに会っていると、後座席のドアが開けられ、ブルドックが乗り込んできた。
ランドクルーザーは川の堤防の下の暗闇に止められていた。
「わい、もーたまらん、蘭ちゃん」
巨体のブルドッグはそう言ってズボンを下ろし、蛇身を剥きだした。
そして蘭を俺の口から引き離し、蘭の口の中に蛇身を押し込んだ。
外からの薄明りの中で、ブルドッグの巨体に捉えられた蘭は小学生くらいの大きさに見えた。
蘭はブルドッグの怒張した蛇身を咥えながら、巨体の下で子供のように手足をばたつかせた。

その時である。
凜が俺の蛇身から手を離すと
ピチッ ピチッ
と音を立ててブルドッグの額を弾いた。
ブルドッグは
ウワッ
と呻いて、蘭の口からその蛇身を引き抜いた。
凜はさらに
ピチッ ピチッ
と、ブルドッグの蛇身を弾いた。
ブルドッグは
ギャッ
と言って蘭の横にうずくまった。
次いで巨体は俺に崩れかかってきた。
俺は必死で、その巨体が倒れてくるのを払って、身を守った。

「乱暴は許さない!」
凜が厳しく言った。
ブルドッグは車の床に転げ落ちて、唸るように言った。
「分かりました、堪忍してや」
その声は召使のような、下僕のような声だった。
俺は凜に恐る恐る訊いた。
「何だその爪弾つまはじきは」
「古武道よ。強烈よ。」
凜は薄明りの中で怜悧にニヤリと笑った。

「運転席に戻って」
凜が命令口調で言った。
ブルドッグは重い身体を引き摺るように床から身を起こし、運転席に戻った。
「車を出して!」
凜が再び命じた。
「ハイ」
と言ってブルドッグはアクセルを踏んだ。

暫く堤防の下を走った後、凜が優しく言った。
「社長。落ち着いたお部屋ならセックスしてあげるかも。助けてもらっているお礼よ」
この一連の騒動で、俺のペニスは萎え、ザーメンの放出意欲は消滅していた。

-愛人もどき。危険な女二人。