女体の声/掌編小説集

リゾートで(2)海へドライブ。車で青姦。彼が私の女体をいたぶる。r

2021/04/28

秋の海を求めて、ホテルからドライブに出かけた。
がたいの大きなジープだった。助手席も広々としていた。
彼の自慢の車だった。

私も自慢の服を着て出かけた。
胸元と背中を大きく開けた、優雅で華やかな、薄い水色の、ひらひらのロングのワンピースだった。
リゾートホテルによく似合う服だった。
下着は付けていなかった。
スリルがあった。

彼が、運転席から私の大きく開いた胸元の横乳を見ながら言った。

素晴らしいおっぱいだよ。
それに、乳首が見えそうだ。

素敵?

たまらない、触りたい!

今はダメよ!

私は挑発的に、微笑んで言った。
そして、脚を組んでやった。
太腿が露になった。

奥が見えそうだよ!!

素敵?

たまらない、触りたい!

今はダメよ!

私は面白くてしょうがなかった。
彼が私の体に翻弄されるのが楽しかった。

やがて、道は砂浜に向かう林道に入った。
遠くに私たちが宿泊している白亜のリゾートホテルが見えた。
彼は人気のない樹の下の狭い空き地に車を止めた。

キスしたい!

そう言う彼の目が私を見詰めていた。
素敵な彼だった。

私は微笑んで答えた。

いいわ。

彼は運転席から私に抱き付いてきた。
唇が吸われ、一方の掌が胸元に滑り込み、乳房を揉み、一方の手は太腿の間に侵入してきた。

指はすぐに私の花唇を見つけ、花唇を開いた。
指先が花唇の奥の蜜口を突いた。

いや!
ここではダメ!

誰も来ないよ。
大丈夫だよ!

彼はそう言うと、助手席の背もたれを倒し、私を倒した。
そして私に被さり、胸元に顔を埋め、乳房を揉みながら乳首を吸った。
広い肩幅、鍛えた胸元、太い腕が私を拘束した。
彼の肩越しの、フロントガラスの上に、森閑とした樹々の葉群れの彼方に、秋の蒼穹が広がっていた。

彼がもどかし気にズボンと下着を引き下ろした。
彼は蛇をつかみ出して、その頭で私の花唇をなぞった。

脚を広げて
もっと
もっと

私は狭い車内で、空に向かって股を開いた。
と言うより開かされた。
花唇が光に曝されるのが感じられた。
しかし、蛇は侵入してこなかった。

彼が私を折り曲げ、腰を持ち上げ、花唇の割れ目に舌を這わせた。
私は思わず声を上げ、彼の頭を二つの脚で挟んだ。
彼は強い力で脚をさらに広げ、蜜口に舌を入れてきた。

私は自分から腰を突き上げて、彼の舌を求めた。
彼の指が這って来て、花唇の付け根の肉芽を摘まみ、そして優しく愛撫した。
私の花唇から愛液が滴るのを感じていた。
私は手を伸ばし、彼の蛇を求めたが、蛇は身をかわして捕まらなかった。
彼はなぜか逃げていた。
すると一層、私の体は逃げる蛇を求めて発熱し、くねった。

頂戴
あなたを頂戴
入れて
はやく入れて

私ははしたなく彼に懇願し始めていた。
私は我を忘れて彼を抱き寄せ、花唇をぐいぐいと彼の口元に押し付けた。
蛇はやはり身をかわしたままで、私の手はむなしく宙をさ迷った。
彼に蜜口を押し付けながら私はイキそうだった。

突然、彼が唇を離した。
私の唇は宙に向かって開いたままで、喘ぐだけだった。
何が何かわからなかった。

彼が私を覗き込んで言った。

ここではだめだよね?
いやだよね?

彼が私をいたぶっていることを悟った。
怒りを込めて、私は彼に飛びかかり、彼に抱き付いた。
そして耳元で大声で言った。

意地悪しないで!!
入れて!!
入れて!!

彼は大声で笑った。
それにつられて私も大声で笑った。
そして彼は怒張した蛇身を私の中にゆっくりと沈めて来た。
熱い熱い蛇身が私を貪り始めた。

私は秋の空の中に溶けて行った。