愛人もどき。危険な女二人。

愛人もどき46 犬阿闍梨の巨根が女を絶叫させる

俺は彩夏の清楚な身体を抱きながら、ブルドッグ、つまり犬阿闍梨アジャリに視線を移した。

阿闍梨は今度は真矢の体を俺たちの方に向けて、結跏趺坐けっかふざしたまま、巨根で真矢の花唇をまさぐっていた。藤さんが真矢の花唇を割り、その巨根の先を蜜口に導いた。
巨根は力強く蜜口を押し開き、ズブリとその蛇身を根元まで押し込んだ。

ウウウウウ

真矢の声が喘いだ。
藤さんは次いで、真矢の首を阿闍梨の方に捻り唇に導いた。
阿闍梨が真矢の舌を吸い込んだ。
阿闍梨の手は真矢の乳房を揉みしだき、下から腰を上下させて蜜壺の中で大きな蛇身を上下運動させた。
その動きに沿って真矢の体も上下し、真矢は夢の中を彷徨うように、両手を首の上に掲げ、阿闍梨の首に巻き付け、阿闍梨の唇と舌と涎を激しく求めるのだった。

こちらから見ていると、真矢の熟した体が上下に波打ち、両の乳房は阿闍梨に揉みしだかれ、阿闍梨の腰の動きと共に腹部が揺れ腰が揺れた。
腰の動きによって、真矢の花唇の割れ目が剥き出しになり、肉芽が勃起し、愛液に濡れた蜜口が見え隠れした。その蜜口には巨大な蛇身が出入りし、無数の血管が巻きついて怒張した蛇身が、真矢の体を悦楽で破壊しようとしていた。

藤さんは、時折膣を突いている蛇身の裏筋を舐め、涎を塗り付け、ピストン運動の滑らかさを助長していた。
阿闍梨のピストン運動は力強く、真矢の蜜壺の奥、子宮口まで届いているらしく、真矢の喘ぎは動物的に凄まじくなって来た。

ギャアアア
ギャアアア

猿か、狼かが発するような喘ぎ声だった。

俺は彩夏に、曼珠子の恥丘の上の刺身の一切れを食べさせながら、隣の浮田と凜の様子をうかがった。
二人は静かだった。

浮田はうつむいて自分で曼珠子の腋に挟まれた巻き寿司を摘まんで食べていた。
時折、自分の妻の真矢が阿闍梨に蜜壺を犯されている光景を盗み見しながら、食欲がなさそうにその場をしのいでいた。
浮田の半透明の袈裟の蛇身を確かめると、げんなりと鎮まり、性的興奮どころか、真矢のあられもない姿を忌避しているようにも見えた。

その隣で、パートナーとして指示された凜も所在なく正座して、横たわる曼珠子の、剥き出しになった乳房を所在無げに舐めたり、腹の上のチーズを口に含んだりしていた。

「凜」

俺が声をかけると凜がこっちを見た。
ショートボブの髪の中で凜のあのボーイッシュな潤んだ眼がこちらを見た。浮田の自閉的な態度に困ったような視線を投げかけて来た。

「おいで、一緒に食べよう」

俺がそう言うと、凜はそそくさと移動し、俺の右横に来て嬉しそうに肩にもたれかかった。
俺は、左手に彩夏、右手に凜を抱く格好となった。
彩夏も凜も半透明の袈裟の下で乳白色の肢体を輝かせており、俺の蛇身は熱く脈動し始めていた。
彩夏がもう一枚、曼珠子の乳房の上からローストビーフを摘まんだ。
曼珠子のピンと立って可愛い乳首が見えた。

その時だった。

ギャアアアア

という真矢の声がひときわ大きく響いた。
視線をやると、阿闍梨の巨根が限界まで怒張していた。それを真矢の蜜壺奥深く突き入れ、ザーメンを噴射させたらしい。
叫び声に近い声で絶叫すると、真矢は体をのけ反らせ、腹を痙攣させ、蜜口から余ったザーメンを迸らした。
それに真矢の愛液も混じって、ザーメンはそれこそ滝のように、蜜口と蛇身の隙間から溢れ出てくるのだった。
真矢は半眼となって、瞼の隙間から白眼を覗かせ、口は宙に向いて大きく開き、涎を垂らし、意識を失っていた。

「これが真矢さんのアクメ、オーガズムです」

藤さんが、真矢を盗み見している浮田に向かって微笑んで言った。
藤さんは真矢に金色の袈裟を掛けて、阿闍梨から体を引き離した。真矢は夢遊病者のように藤さんの誘導に身を任せた。そして藤さんは真矢を阿闍梨の側に横たえた。

-愛人もどき。危険な女二人。