私は十号。超高級娼婦。青髭の館。

私は十号 03.目隠しの中2。男がアナルに入って来る。

 

 翠(みどり)は男の前で完全に放心し、全身をさらけ出していた。
 いや、顔だけはマゾマスクで隠されていた。

 男は、翠を指でいかせた後も、翠に挿入しなかった。
 ペニスはのたうつばかりで射精しなかった。

 男が翠を枕もとに摺り上げて座らせた。
 全身がぐったりしていて、男のなすがままに任せた。

 やがて男は翠の股を大きく開いて、M字開脚させた。
 腰に枕を宛がい、少し持ち上げた。

 男は翠の股間に顔を埋めてきた。
 翠は放心し夢を見ているようだった。
 マゾマスクに覆われた暗闇の中に、男の舌が赤い生き物のように輝いて現れた。
 赤い舌が、翠の花唇を舐め上げるのが感じられた。

 冷たく、柔らかく、ねっとりとしていて、まさに生きている軟体動物だった。
 軟体動物は花唇を上り、肉芽の先端を舐め、肉芽の皮を剥いた。
 再び強烈な快感が全身に走り始めた。

 軟体動物は、花唇の大小の襞を丁寧に舐めた。
 襞と襞の未知の狭間も舐めた。
 襞を舐め、唇で吸い込み、時には軽く甘噛みした。
 翠は再び、悦楽の声を上げ始めていた。

 脚で男の頭を締め付けた。
 男はそれが嬉しいかのように、一層翠の花唇の隅々まで嘗め尽くした。

 ジュル ジュル ジュル

 翠の愛液を厭らしく啜った。
 舌と唇が翠を貪った。

 気が遠くなりかけた時、アナルに指が入って来た。

 キャッ

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