運営者・海渡優
性の歓喜と高み
生きることの素晴らしさ
不思議さを求めて。
長年、純文学や探偵ものSFなど様々な分野の小説を乱読してきました。
しかし、官能小説の魅力に嵌り、性の奥深さとエネルギーに惹かれました。遂には自分も官能小説、エロ小説を書いてみたいと思い、このサイトを立ち上げました。四苦八苦しながら書いていますがぜひ一読をお願いいたします。
性欲は無間地獄。
性欲は食欲と同じで、強力な生存本能、いや遺伝子伝達本能だと思います。であれば、性欲は、私たちの体の奥深く、命の根本として、セットされているのです。
だからこそ、何百万何千万ものエロ動画やエロ写真が氾濫するにも関わらず、更に新たなエロの情報を求めて、様々なコンテンツを探し求め、飢えた餓鬼となって漁り続けてしまうのです。
特に男性にその傾向が強く、時に浅ましく、切なく、けなげに、あるいは幼稚に求めてしまう。性欲は常に渇望に晒されていて、飢えていて、求めても求めても満足することが無い、まさに無間地獄の世界です。
でも、それは偉大なこと、凄いこと、命のエネルギーなのだと思います。命の神秘性だと思います。
命そのものが神秘だとすれば、エロスはさらに神秘的です。
エロスは、パートナーを限りなく慈しみ、愛し、求め、高め合う力を持っています。充足したセックスの後、パートナーに感じる親和感、愛おしさ、かけがえの無さの感情、それは互いにこの世界で奇跡的に出会ったことの喜びの感情です。愛と幸せの感情は、命の奇跡、命の神秘を感じる事なのだと思います。
エロスは強力で暴力的
しかしその反面、エロスのエネルギーの方向性を一歩ずらしてしまうと、エロスほど強力で暴力的なものはありません。残酷な凌辱、虐待、時として殺人にまで至ってしまうのがエロスです。
日常的に報道される残酷な性的事件を目にすると、性衝動自体は、倫理や道徳、社会的抑制を超えた、凄まじい盲目のエネルギーだと思わざるをえません。
マグマのような性衝動の渦を高みに
性衝動の渦を言葉でで辿りながら、パートナーを慈しみ高める性愛、性の喜びと歓喜と自己の解放、何よりも生きることの素晴らしさ、不思議さ、神秘性を目標に描いてみたいと思っています。
今まさに、試作と修行の最中です。
その試みの一環をブログに掲載し、まとまれば電子書籍化しています。
2020/05/10