愛人もどき。危険な女二人。

愛人もどき49 ゲイ、レズ、入り乱れての乱交の饗宴

俺は彩夏の口の中で限界まで勃起していた。
それを察知した凜はうまく体を移動させ、彩夏を俺の蛇身から引き離し、次の体位へと誘導した。
凜は仰向けに横たわり、大きく開脚して俺の蛇身を迎えた。
そして顔面に彩夏を跨がらせ、下から彩夏の蜜壺に舌を入れた。
俺と彩夏は正対し、互いの唇と舌を求めあう形になった。

俺は凜の体の合図を感じ取っていた。
凜が腰を上下させて俺の蛇身をしごき、吸い付き、飲み込み始めた。
凜の蜜壺が俺を激しく求めているのが分かった。
俺もそれに応じて腰の動きを速めた。
蜜壺が呻いていた。

来て・・・
出して・・・
イク・・・

俺の蛇身が一瞬マヒしたような痺れを感じた。
痺れの極点で一気に俺のマグマが、ザーメンが解き放たれるのが分かった。
快楽が全身を駆け抜けた。

ザーメンの噴出を受けて凜の腹部が痙攣し、開いた脚の指先が閉じられ、蜜壺がギューッと蛇身を絞り込むのが分かった。
俺は一方で彩夏の涎を激しく啜ったあと、彩夏の乳房を引き寄せ、乳首を吸いながら彩夏の体を絞るように抱きしめた。
彩夏の体全体が震えていた。
俺がイキ凜がイキ彩夏がイッた。

立体曼荼羅の間を、あの声明と木魚の音が無限旋律となって、深く静かに流れていた。

俺は凜の蜜壺の中に激しく射精した。
凜は俺の蛇身に突かれたまま脚を俺の背中に回して組んだ。
俺は正面の彩夏を抱きすくめていたが、彩夏が身を離し立ち上がり、凜に唇を寄せた。
凜は下から彩夏の首を抱きすくめ彩夏の唇を吸った。
やがて凜は俺の蛇身を蜜壺で締め付けながら、彩夏の乳房に舌を這わせ、乳首を含んだ。
彩夏は微かに呻き、華奢な手で凜の乳房を揉みしだいだ。
女二人は俺に犯されながらレズの世界にのめり込んでいった。

阿闍梨アジャリはいつの間にか後背位で蘭を組み敷いていた。
蘭が

キャーー
キャーー

と叫んでいた。
見ると犬阿闍梨アジャリが巨根を蘭のアナルに深く挿入していた。
蘭のアナルはオリーブオイルだろうか、少し緑色がかった油にまみれていた。
巨根を巨大な尻が蘭のアナルに送り込んで蠕動運動を繰り返していた。
阿闍梨アジャリの巨体は肉の山のように蘭の背中の上で揺れ、そのブルドッグのような顔から大きな舌を剥き出して、蘭の背中や首筋を舐めまわっていた。
蘭は、体を舐め回され蜜壺を突かれるたびにのたうち、嬌声を上げた。

緑川たちに目をやると、浮田が緑川を背後から犯していた。
浮田の貌は神秘的な微笑みを湛えていた。
うす暗い中で淡い光を受けている二人の向こう側で、大日如来が半眼で二人を見守っていた。
緑川の体も贅肉が無かった。
というよりも筋肉質で、アスリートのように引き締まっていた。
うつ伏した緑川の目尻には微かな涙が流れていた。

藤さんと真矢はレズの世界の奥深くに彷徨っている様だった。
二人は互いに脚を開き、股を交差させ、太腿の付け根の花唇を、そして蜜壺を、あるいは肉芽を擦り合っていた。
松葉崩しの貝合わせの体位だった。
二人とも熟した体を一層燃え立たせ、汗を滲ませて快楽を貪っていた。二人の喉からは切ない声が漏れていた。

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