X・徒然に

早春賦。脳内深部に刻まれている郷愁

早春賦。。。 ココロの何処かに残っている曲です。 駅から帰る途中、夕暮れ時、ふと口に出てきました。 街の空は分厚い雲に覆われてまだまだ冬景色。 遠い郷愁と共に突然、口の中でこの曲が流れ出して来たのです。 幼いころは詞の内容ははっきりは理解で...
我思う故に

奴は敵だ!敵を殺せ! この深層を乗り越えられるか?

スタンリー・キューブリック。2001年宇宙の旅。 奴は敵だ!敵を殺せ! これ、埴谷雄高氏の名言です。 実にシンプル! 実に普遍的! 人類が、いや、共同生活を営んできた生き物が 絶対のテーゼとして叫んでき言葉です。 コミュニティーのアイデンテ...
エロス考

エロス。表面のざわめき

エロスは限りなく表面にある [ジョン・コリアーゴダイヴァ夫人] エロスとは何か? 今あるあちら側へ限りなく誘惑するもの! 誘惑に駆られてエロスを語ろうとするとき 言葉は無の彼方に消えてゆく。 エロスに内実は無い。 エロスどこまでも表面だ。 ...
黄金の日々

初代キングコング1933年にかぶり付いた黄金の少年期

キングコングは夢の中まで追いかけてきた 『キング・コング』(英語:King Kong)は、1933年のアメリカ合衆国プレコード期(英語版)のモンスター・アドベンチャー・恋愛映画。 メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサックが監督...
黄金の日々

ローハイド。明るく勇敢なカーボーイが僕を遠くへ連れて行った。

こんな世界があるのか。牛の群れと地平線と男たち TV映画「ローハイド」が始まったのはいつだったか? 僕が中学生の頃だったと思う。 広大な草原を牛の群れと男たちが地平線の彼方を目指して危険な旅をしていた。 フランキー・レインの勇壮な歌声が響き...
黄金の日々

恋のバカンス。ザピーナツ。テニス部の女子にあこがれた夏の曲。

テニス部のあの女子の脚がやけにまぶしかった 高校2年生のころ。 テニス部に凄い美人がいた。 僕はストレートに彼女に恋をした。 夏の灼熱のコートで、彼女は白く短いスカートをはためかせ、美しい脚を走らせ、夢のように輝いて仲間と笑っていた。 僕は...
黄金の日々

9月になれば。ボビーダーリン。なぜか物悲しい軽快な60年代ポップス。

受験期の8月の夜。机の前で汗だくで聴いていた 熱い夏の夜、受験勉強に汗を垂らしていた時、小さなラジオからこの曲が流れてきた。 軽快なリズムと、マイナーな曲調が僕のココロを掴んだ。 電波状況は決して良く無かったが、浮き浮きした曲が、僕を誘惑す...
黄金の日々

怪傑ハリマオを知っているか?

僕はターバンを作って友達を追いかけた 僕が中学生の頃、モノクロTVの画面で、勇壮な男が馬に鞭打って疾走していた。 どこか知らない南方の国だった。 濃いサングラスを掛け、今でいえばアロハシャツ的な軽快なシャツをたなびかせ、不敵な笑みを浮かべて...