愛人契約

愛人契約54.レズビアンの基本は優しくソフトに。指と舌の使い方。

美希は由香里の頬を優しく挟み、由香里の形の良い唇を吸った。
由香里は一瞬抵抗の素振りを見せたが、そのまま、美希のなすがままに任せた。

美希の接吻は優しかった。
そーっと由香里の口の中に美希の舌が侵入してきた。
柔らかく、静かに、気を配りながら由香里の舌を求めてきた。
由香里は思わず彼女の誘いに応えて舌を差しだした。
美希はすかさず、その舌を吸い込んだ。
そして美希は由香里の舌の上でまだたじろいでいる唾を、そーっと、しかし、強く吸い込んだ。
由香里の唾が美希の中へ、恥じらいながら飲みれこまれていった。

美希は今度は、自分の唾を由香里の口の中に送り込んだ。
由香里の舌を自分の舌で丸め込み、丸まった舌の中に唾を流し込むのだった。
由香里は条件反射的に送り込まれてきた唾を飲み込んだ。
一度飲み込むと、由香里の抵抗が失われた。
美希は、仕留めた獲物に対するように由香里の意思を無視して、大胆に執拗に、唾を送り込んだ。

由香里が喘ぎだしていた。
その喘ぎは、自分という殻を脱ぎ捨てて、自分から美希に挑もうとしている喘ぎだった。
美希は、目を閉じて喘いでいる由香里を見て、一層愛おしく感じた。

美希は由香里をソファーに横たえた。
接吻したまま、美希は由香里のガウンを肩から脱がせて行った。
脱がしながら、美希は由香里の体に唇を這わせた。
由香里の唇から離れ、首筋、首筋から胸元、胸元から乳房、乳房から乳首へと舌を滑らせていった。
皮膚の表面を羽がなぞるような、軽やかでじれったい舌遣いだった。
這わせながら、美希は紐のブラをさりげなく解いて行った。

乳首を唇に含まれると、ビクンと由香里の体が小さく跳ね上がった。
美希は容赦なく、舌を更に下腹部へと進めた。
腰は、ピンクの紐が組み合わされて、恥丘と花唇の割れ目を微かに覆っていた。
美希はその紐を解き、由香里を全裸に剥いた。
軽やかに恥丘を下り、パイパンの先端の肉芽を唇に含んだ。
そして、肉芽の皮を優しく剝いて先端を露出させた。

クウウーーー

由香里の喘ぎに、うめき声を絡み始めていた。
美希は肉芽を甘噛みしながら、蜜口に指を挿入した。

クウウーーー

由香里は必死で呻きを抑えていた。
美希の指先に蜜壺の襞がねっとりと纏わりついてきた。
襞はしとど愛液に濡れ、何かを飲み込もうとせがみ、あえいでいた。

由香里・・・と声をかけると
美希さん・・と、夢の中で悶えるように名を呼び返した。

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