愛人契約

愛人契約61.女は若い恋人にクンニとアナルセックスをせがむ。

由香里は少し酔っていたせいもあり、正輝の前で大胆になっていた。
蜜口から正輝のザーメンがドロリドロリと流れ落ちていた。

「ね、これ見て」

そう言って由香里は正輝の正面で大きく股をM字に開いた。

「厭らしい?」
「とっても厭らしいよ」
そう言って、正輝は蜜壺に指を入れて、中の残りのザーメンを掻きだした。

「そこ、いいわ」
蜜壺の中の指を感じながら由香里は腰を動かした。
腰を動かしながら、正輝の指をGスポットに導いた。
独特の快感が蘇って来た。
美希に教えられたGスポットの快感だった。

「正輝、舐めて」
そう言って、由香里は正輝の頭を抱え込み、彼を蜜壺に導いた。
正輝は指でGスポットを探りあててこすりながら、舌で肉芽を舐め始めた。
由香里の中にあの快楽の余韻が蘇って来た。

しかし、美希に感じたものとは程遠かった。
美希の指使いと舌使いは極上の絹のようであり、快楽の海の彼方から吹いて来るそよ風だった。
同じGスポットを擦られながらも正輝の愛撫は単にザラザラした感触でしかなかった。

肉芽でも同じだった。
快感には違いないが、雑に舐めまわし、唇を押し付けるだけのものだった。

それでも構わず、由香里は蜜口と陰唇を正輝の口に押し付けながら、あの快楽を引き出そうと腰を動かした。

正輝の回復は早かった。
由香里はクンニされながら、正輝の蛇を探った。
握ると、蛇は脈動を開始して、由香里の掌の中で勃起し始めた。
掌を動かすと蛇はのたうち始め、掌の中で暴れだすのだった。

「正輝、お尻に入れてくれる」
「え」
と、正輝は驚きの声を上げた。
「でも・・」
と正輝が躊躇するのを
「いつものようにしたらいいの」
そう言って、由香里は後配位の形をとり、正輝に背中を向け尻を突き出し、自分で尻を割ってアナルのすぼまりを剥きだした。
そして、正輝の蛇をすぼまりに導いた。

正輝は本能的に蛇をすぼまりに押しいれた。
由香里はアナル開発で会得したコツですぼまりの力を抜き、すぼまりが蛇の頭を飲み込むようなイメージで正輝を迎え入れた。

すぼまりは貪欲に蛇を呑み込み始めた。
「ゆっくり、強くよ」
由香里が優しく言った。
正輝はその指示に従って蛇身を奥まで滑らせた。
由香里はシーツに顔を埋めながら、すぼまりが押し広げられるのを感じていた。

「どんな感じ」由香里が小さく呻きながら聞いた。
「すごくいい。独特の締まりだよ」
「嬉しい。正輝、でも、まだ出さないでね!一緒にいきたいの!」

しかし、そう言われても正輝の腰は、本能的に勝手に動きを速めた。
由香里はアナルセックス特有の重い快感が腹部や腰の奥底から湧き上がり始めるのを感じていた。
あのイク感覚に近いものだった。
あのイク感覚をもう一度蘇らせ、味わいたかった。

すぼまりを突く正輝の蛇身は正輝そのものだった。
剛一パパとも、沖縄でスワッピングして侵された遼介とも違っていた。
粗雑で、荒々しく、もっと固く、もっと速く、もっと熱いものだった。

狭いすぼまりをこれでもかこれでもかと、正輝の蛇身が押し広げて行った。
痛みと快感が入り混じってきた。
また、背徳的な喜びも加わって来るようだった。
由香里の脊髄のあたりで白熱した快感が育とうとしていた。
一緒に行きたい、と由香里は切実に思った。

しかし、

イクイクーー
ウウウーーー

そう唸って正輝は突然アナルの奥、直腸にザーメンを放出し始めた。
ヌルヌルして熱いザーメンが直腸の中で溢れるのが感じられた。
すぼまりは生理的に機構的に正輝の蛇を排泄しようとしてググっと閉じだした。
それは逆に、正輝の蛇からザーメンを搾り出す効果をもたらした。

正輝は肛門に搾り取られるようにしてザーメンの放出を終え、力を失い、後ろから由香里の背中に崩れ落ちてきた。
由香里は、正輝の体を背中で受け止めながら、先ほどの白熱した快感が薄らぎ消えて行くのを感じていた。
またも、自分はイクという快感から置き去りにされたと、由香里は思った。

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