愛人契約

愛人契約46.夏のキャビンのねっとりした隠微な空気。スワッピングの提案。

キャビンの中で四人はアルコールが回り始め、大胆な言動が多くなり始めた。
「ネー、由香里、さっきクンニしてもらったでしょ。どうだったの」美希が言った。
「海中だったから、頭真っ白だった。」
由香里は何のこだわりもなく受け答えしていた。
「気持ちよかった?」
「アナルを舐められ、バギナも舐められ、ゾクゾクしちゃった。」由香里。
「おい、おい」剛一の方が恥ずかしくなり、由香里をたしなめた。
「いいじゃないか」遼介が笑いながら言った。

「由香里ちゃんマイクロビキニ姿、もう一度見せてくれないか」遼介が言った。
「いいわよ」
由香里はそう言ってガウンを脱いだ。
ガウンは美しい体の線に沿ってハラリと下に落ちて行った。

まさに大理石の輝きだった。
ショートカットで形の良い頭部。
艶めいている首筋。
華奢な肩。
肩から流れる曲線。
マイクロビキニの紐で隠された乳首。
形の整った小ぶりの乳房。
縊れた腰。
肉芽と割れ目だけを覆った紐パンティー。
紐の両側に盛り上がるパイパンの花唇。
由香里は腰をくねらせて後ろ姿を見せる。

美しく流れる背中の線。
その下の盛り上がった二つの尻。
尻の割れ目を走るビキニの紐。
再び、くるりと向きを変え、遼介に正面を向く。
「私、きれいですか?」
遼介にそう問いかける声はアルコールに酔った声だった。

「奇麗よ。由香里」遼介の側の美希が言った。
「少しだけキスさせて」
美希はそう言って、由香里の側により、由香里の首筋に唇を寄せた。
妖しい空気がキャビンに充満し始めた。

剛一は自分が勃起してくるのが分かった。
由香里にか?
由香里にキスする艶めかしい美希にか?
それとも、この夏の陽の倦怠と気だるさが充満した沖縄の空気にか?
おれも酔って来たのか?
剛一はそう思った。

そこへ遼介の声がした。
小さな囁きだった。声がぬめっていた。
「剛ちゃん。スワッピングしないか?」
「スワッピング?彼女らを交換?」
「そうだよ」
剛一は暫く沈黙した。
酔いが回った視界の中で、美希が由香里の首筋から背中へと舌を這わせてるところだった。

剛一は改めて、スワッピング対象の美希の体を見つめた。
長い黒髪。
切れ長の目。
豊かな二つの乳房。
豊かな腰。
弾力飛んだ四肢。
成熟した、情熱的な身体だ。

今、美希が、ソファーで後ろを向いた由香里のお尻に唇を這わせているところだった。
エロスの風が吹き荒れ始めていた。
「そうしてみよう」
剛一が言った。

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