愛人契約

愛人契約33.ゲイの本番の愉しみは後で

デッキの上の操舵室で、猛がルーカスのズボンを引き下ろしていた。
そしてルーカスの反り返った蛇を握り、ゆっくりとしごき始めていた。

「あの二人、とても親密な、エロティックな雰囲気が漂ってたわ。デッキで何してるのかしら?」
キャビンの中で、由香里が剛一に跨り、暗闇の向こうのホテルの明かりを見ながら言った。
「猛は、ルーカスを誘惑しているんだ。ゲイのナンパのプロなんだ」
剛一が言った。
「さっきのプールサイドから、猛の攻略が始まっていたんだ」剛一が言った。
「そう言えば、初めて二人が握手した時、猛に見つめられてルーカスは頬を赤くしたようだったわ」
由香里が言った
「猛の目つきは、あれは挨拶ではなく、相手がゲイかどうか探りを入れる視線だったんだ」
「パパもルーカスが顔を赤らめるのに気づいたの?」
「気付いていたよ。ルーカスは自分がゲイであることが見抜かれたため、赤くなってしまったんだ。」
「焼肉ハウスでルーカスが猛の頬にキスしたわ。ルーカスはセックスのOKサインを出したのね。」
「猛もそれに、了解の意味を込めて、キスを返したんだ」
「そうなの?」

剛一は由香里の胸をはだけ、形のいいい乳房を手で包み、優しく揉み、乳首を口に含んだ。
かすかな声が由香里の喉から洩れた。

デッキの上の操舵室では、ルーカスが猛の太く硬い蛇を咥え、頭を動かしてていた。
猛はルーカスの頭をなでながら言った。
「オーケイ ルーカス。あなたの後ろを見せてくれ」
言われるままに、ルーカスは狭い操舵室で身体の位置を変え、尻をむき出して、猛に突き出した。
猛は、指でアナルのすぼまりに唾を塗りつけて、撫でた。

「オー、タケシ、お前が早く欲しい」
猛はしかし、そこで指の動きを止めた。
「ルーカス、楽しみは後にしよう。後で貴方の部屋に行く。そこでたっぷりと・・」
「分かった」ルーカスは嫌々ながら猛の提案を受け入れた。

猛の声がキャビンに聞こえた。
「寒くなって来たし、そろそろ時間だから、ビーチに戻ります」
由香里と剛一はそそくさと身繕いをした。

猛は悠然と、クルーザーの舳先をホテルのプライベートビーチへと向けた。
側ではルーカスが甘えたように、猛に身を寄せていた。

リゾートホテルの夥しい部屋のモザイク状の光が、闇の中で艶めかしく瞬いていた。

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