愛の煌めき。1分間小説。

目隠しされて

私は目隠しされていた。
彼が私の掌をゆっくりと彼の体に導きながら訊いた。

これ何ーんだ
乳首
これ何ーんだ
お臍
これ何ーんだ
お腹
これ何ーんだ
お尻
これ何ーんだ
蛇!

握ってごらん

キュッと握ると蛇は掌の中で嬉しそうに身をよじった。
私は言った。

しっ!
まだよ!

-愛の煌めき。1分間小説。