愛とエロスのメモ

目隠し・マゾマスクに女はこの上なく興奮し絶叫する。

ヒトは、いや、動物は、外界からの情報の90%を視覚から得ているという。
敵の動き、獲物の動き、雲の動き、川の流れ等々、太古から、すべての情報は命にかかわるものばかりだった。
だからヒトは視覚を奪われるとほとんどの外界情報を失い深い不安に襲われる。

パートナーに目隠しををしてセックスすると、パートナーの性感はとても高まるのだ。
暗闇の中では視覚が閉ざされているため他の感覚に意識を集中せざるを得ない。
相手の声や体が出す音を聴く聴覚、肌や髪等の全身の触覚、あるいは舌を触られたり口内発射時などの味覚、そして相手の体臭などの臭覚などだ。
相手の顔や指や舌があるいは蛇身そのものが見えないため、温度やその動き、硬さ柔らかさが不気味に、あるいは艶めかしく感じられる。そしてそれらは独特の味と臭いを持ちその存在感が圧倒してくる。

視覚が奪われることで全身が敏感な性感帯となり、相手の存在や動きがすべてがエロスと悦楽に結びついていく。
目隠しマゾマスクの効果がここにある。

暗闇の中のジェットコースターに乗った人は良く分かると思うが、闇の中の疾走感はとてつもない恐怖心を与えてくれる。
視覚に代わって、全身が反応してしまうのだ。
見えないことの不安は命の奥底から湧き上がってくるようだ。
目隠しされたパートナーはこの不安にさらされているようなもので、喘ぎ声には恐怖の音色さえ加わってくる。


性欲処理マゾマスク 10号。さてこの美女は誰?

-愛とエロスのメモ