愛人契約

愛人契約77.パパからの伝言。美希とのレズを深めなさい。

由香里と美希は深いオーガズムの後、ベッドの中で静かに身体を寄せ合った。
美希の伸びやかな太腿が、やはり張りのある由香里の太腿に絡みついていた。
由香里はすべすべした美希の太腿の感触が好きだった。
そして何よりも感動するのは、美希の恥毛が腰や自分の恥丘に擦れるサワサワした感触だった。

優しく、悪戯っぽく、親密で、幸せな気体が美希の体から流れてくるようだった。
由香里は自分から美希の首に腕を回し、美希を引き寄せ、唇を吸った。
美希が静かに応えた。
美希の豊かな乳房が、自分の乳房に身をゆだねてきた。

美希は唇を離し、由香里の額にかかった髪を掻き揚げて、由香里の眼を覗き込んで言った。
「あなたは剛一さんを本当に愛しているのね」
「どうして?」由香里が訊いた。
「あなた、さっき逝ったとき、パパ、パパって呼んでたわ」
「恥ずかしい。勝手に声が出ちゃったの」
「剛一さんもあなたをとっても愛しているのよ」美希が優しく言った。

「パパに会いたいの。でも、きっと身体が拒否するわ。」由香里が言った。
「怖いの?」美希が訊いた。
「レイプされた後、男の体が怖くて、汚らしく、ぞっとするの」
「剛一さんが可愛そうね」美希が言った。
「私もそう思う」由香里が答えた。

「で、ね」美希が続けた。
「由香里を愛してあげてくれって、由香里を癒してあげてくれって、剛一さんから頼まれたの」
「え?」由香里は驚いた。
「だからこうして、あなたに会いに来たのよ」美希が言った。

今度は由香里が美希の眼を覗き込んだ。
そこには沖縄人特有の漆黒の瞳が、おいで、おいで、と誘っていた。

美希の眼が語っていた。
怖くはないわ。
愛する人は怖くはない。
愛する男は怖くはない。
愛する男はあなたを優しく強く守ってくれる。
愛する男はいつまでもあなたを待つことが出来る。
愛する男はあなたを愛している。

由香里の眼に涙が滲んでいた。
そして呟いた。
「優しいパパ」

美希が続けた。
「秘密の部屋で愛してあげてくれって」
「え?」
由香里は再び驚いた。

あの秘密のマンションに
パパと私しか知らない秘密のマンションに
美希を入れてもいいの?

由香里は美希を見詰めながらそう思った。
それを察知したように美希が言った。

「今、由香里を癒して、元の由香里に戻せるのは私しかいないんだって。」美希が言った。
「なぜ?」
「あなたとスワッピングし、初めてレズプレイしたからだって。由香里がとても私を信頼しているからだって。」
美希が由香里の頬を掌で撫でながら言った。

「嬉しい」由香里はそう言って美希の唇を吸った。

美希の指が由香里の恥丘を撫でていた。

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