由香里の愛人日記

愛人日記42.パパの仕業13 いい女になる努力を始めたこと

パパによく言われること。

いい女になれ!

って。

いい女ってどんな女?
パパに訊いてみた。

パパが答えた。
パパが考えるいい女の条件って次の三つ。

一 元気なカラダ
二 優しいココロ
三 ゆたかな教養

パパが簡単に解説した。

一 元気なカラダとは
まず健康な体のこと。
脱毛や、美白、成型など関係ない。
しっかり食べて、艶があり、柔軟な身体であること。
雑誌のモデルや芸能人の姿に惑わされないこと。
均整がとれて入ればベターだが、多少不細工でも自然体がいい。
当然、きれいなためには手入れが必要だ。
つや、はり、動きを維持すること。
日頃のメンテナンス、特に、ストレッチなどで筋肉などを柔軟にすること。

二 優しいココロとは
これは難しい。
ついつい諍いの場面に出会うのが人生だから。
でも、心掛けることは出来る。
相手への理解と思いやり。
そして、時には、しっかりと怒ること。

三 ゆたかな教養とは
基本的に、たくさんの本を読むこと。
名作と呼ばれる文学作品、歴史書、出来れば科学関連まで、書籍をたくさん読むこと。
音楽、絵画など幅広く興味の幅を広げること。
世の中には無限の神秘があることを知ること。
豊かな教養が、実は優しさの根源なのだ。

パパが言った「いい女の条件」はやって出来ないことはないと思った。
でも、教養ということに関してはグサッと来た。

豊かな教養が、実は、優しの根源なのだ。

という言葉にインパクトを感じた。

ある日、意地悪で、でも本気で訊いてみた。
いい女のキスってどんなキス?

パパが言った。
元気な性欲に溢れ
愛するココロが感じられ
神秘的な味のする
キス。

私は即、言った。

ムリ!!

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