愛の煌めき。1分間小説。

早朝の浜辺で愛を交わして

南国のリゾートの浜辺だった。
岩陰で彼の蛇身が下から激しく突き上げていた。
私は彼の首に腕を絡ませ不安定な揺れに溶けていた。
見上げた早朝の空はプラチナ色に輝いていた。
彼の動きが速くなっていった。
イクよ
彼がそう言うと熱い液が迸った。
私は幽体離脱し、遥か高みから交わう私たち見詰めていた。
涅槃の朝だった。

-愛の煌めき。1分間小説。