女体フェチ

女体フェチ03 背中の誘惑は太古の後背位セックスの記憶か? r

2021/04/27

女の背中が男を限りなく誘惑する理由は

肩から腰に掛けての流れるようなライン。
凛として立っている背中。
そして、ほっそりとしたうなじ。

若いころ、大学受験で予備校に通っていた時、同じ予備校から帰っていく、素敵な背中の女性が前を歩いていた。
やがて、交差点の所で信号待ちとなった。
映画に出て来るような優雅な腰つきと毅然とした背中、そしてたなびく長い髪の生徒だった。
私はその女性に勇気をもって声をかけた。

アノー

と声をかけると彼女は何気なく振り向いた。
振り向いたその顔は、私好みではなかった。
美しい背中とは対照的に美しくなかった。
ただ、そこで止すと彼女に大変失礼だと思って

勉強疲れたよね。
お茶でも飲みません?

彼女は丁寧に私の誘いを断った。
私は断られてホッとした。

それにしても男は女の背中に、なぜある種の美を感じてしまうのだろうか?
考えてみるに、人類は長い間、犬や猫のように四本の足で森の中で暮らしてきた。
だから、セックスは決まって後背位だったと思う。
男は、後背位で女の背中と腰を見詰めながら腰を振り、ピストン運動をし、オーガズムに達し、射精してきた。

女性の背中は、だから男を限りなく誘惑するオブジェだったはずだ。
男が女の背中に感じる美は、このに四本足時代の後背位セックスの古い記憶から来ているのではないだろうか?