女体の声/掌編小説集

鈴の音(04)捕獲した女体の穴に、二人の男が射精する。r

2021/04/28

教授は正常位で腰を振りながら、女豹の唇を吸い、胸を舐め、乳首を吸った。
ボディースーツを押し広げ、女体を引き出し、その腹や臍、そして恥丘の下を、執拗に舐めた。
まるで、捕獲した獲物の生血を吸うように。
貪欲な舌があちこちを舐める度に、女豹は体を痙攣させ、呻き声を上げた。

教授が犯す女豹は、当然だが、妻として、夫の狂おしい愛撫に身を任せ、夫を受け入れ、体を快楽にくねらせた。

教授は四十代半ば。
女豹は二十八歳。
二十四歳の僕から見れば二人共年上だが、二人の絡み合う情熱は僕を限りなく挑発した。
教授の中年の体も、鍛えられていて女に劣らず均整が取れ、その場の荒々しい交合の風景に調和していた。

教授は蛇身を引き抜き、今度は女の股間に顔を埋めた。
そして、花唇を舐め、花唇の頂点の肉芽を口に含み、舌で転がし、甘噛みで刺激した。
女は濃厚なクンニによがり声をあげ、それを押し殺して、快楽の襲撃に耐えた。

ググググ ググググ

と呻きながら、目が、救いを求めて宙を彷徨っていた。
またも女豹と僕とのが合った。
女豹の目は切なく何かを訴えているようだった。
しかし、何を訴えているかは、僕には理解できなかった。

そして、教授は蜜口を舐めながら、再び呪文めいたもの呟いた。

愛してる お前は幻
愛してる お前は俺の執着
愛してる お前は幻

呟きながら愛液を吸い両手で乳房を揉みしだた。

突然、教授が僕に命令した。

君もやれ!
君も犯せ!

僕は戸惑った。
想定外の展開だった。

君は口を!
俺は尻だ!

そう言うと、教授は女豹のスーツを全て剥ぎ取り、四つん這いにさせて、尻の割れ目に蛇身を押し付けた。
女豹は、悩ましい四つ足の姿勢を取り、アナルを教授に捕らえられた。
教授は、ゆっくりと、しかし、したたかに蛇の頭をアナルのすぼまりに挿入した。

クゥッ クゥッ クゥッ

女豹が呻いた。
痛みではなく、快楽の呻きだった。
そして、女豹は挿入の快楽に喘ぎながら、僕を待ち受けるかのように、口を開いた。
艶めかしい唇の奥に貪欲な舌が蠢いていた。

入れてやれ!
早く!

教授が僕をせかした。
僕はジーンズを引き下げ、既に怒張して暴れている蛇身を引き出した。
そして、女豹の首をもたげ、キラキラる女豹の視線の中で、喘ぐ口に蛇身を押し込んだ。

強烈な快感が走った。
唇の柔らかさ、舌のぬめり、そして蛇身を吸い込む口腔の動き。
僕は我を忘れて、女豹の口の中で蛇身を激しくピストン運動させた。

そうだ、その調子だ。

教授の声が遠くに聞こえた。

教授のピストン運動が速まった。
女豹のうめき声のリズムが速まった。
女体がそれにつれて揺れた。
僕の蛇身を咥えるリズムと同期した。
僕もそのリズムに乗ってピストン運動を速めた。

いくぞー

教授が唸って、腰を打ち付け、蛇身をアナル奥深くまで挿入して、精液を噴出した。
僕もそれと同時に、女豹の喉の奥まで蛇身を押し込み、精液を暴発させた。

口腔とアナルに夥しい白濁の液を注がれた女豹は、狂ったような白眼で青空を睨んでいた。
胸元の鈴が切なく鳴っていた。
僕の胸元の鈴も同期して鳴っていた。