女体の声/掌編小説集

不倫の部長が(1)アナルに指を入れて来る。r

2021/04/28

外は猛暑が襲っていた。熱帯夜だった。
私と部長は適度にクーラーの効いたホテルの広い寝室のシーツの中で戯れていた。
部長は私の体を愛撫し、舌を這わせるのが好きだった。
部長の舌使いで私の体はぴくぴく震えた。

月に一度のお泊りだった。
部長には綺麗な奥さんと娘さんがいたが、入社一年目の私を愛した。

今日はアナルを責めてみるよ
え、お尻??
そうだよ。君のすべてを味わいたい。犯したいのさ
お尻に入れるの? 怖い
大丈夫だよ

部長はそう言って、私をうつ伏せにして、お尻を持ち上げ、四つん這いにさせて、脚を開かせた。
そしてお尻の丘を左右に押し広げた。

私のお尻の真ん中で、アナルのすぼまりはしっかりと閉じられた怯えて震えていたと思う。
その下に花唇の割れ目と肉芽が覗いていたはず。
部長が指で尻を広げすぼまりを露わにするのが分かった。
指先で閉じたすぼまりを優しく撫でたりつついたりして、アナルをリラックスさせた。
私のすぼまりはそれに答えて閉じたり開いたり突っ返したり、小さな動きを繰り返した。

それはまるで、部長の指と私のすぼまりとの会話のようでもあった。
部長はじっくりと時間をかけてその会話を繰り返した。
私の声が漏れ始めた。

会話の後、部長はすぼまりに口づけした。
そして、指の代わりに舌で会話を始めた。
舌先ですぼまりをつついたり舐めたり、あるいは少しいたぶったりを繰り返した。
私の声は次第に喘ぎ声に代わって行った。

アアアーーー
フウウーー
フウーーー

部長は唾をたっぷり付けて、舌ですぼまりを舐めまわしながら、人差し指をゆっくりと蜜口に入れて来た。
私は蜜口で、キューっと部長の指を締め返した。
蜜口はすでに愛液で濡れているのが自分でも分かった。

部長は一度蜜口から指を抜いた。
今度は、愛液に濡れた指ですぼまりを撫でた。
いやいやをするように、私は腰を振った。

大丈夫。アナルの力を抜いてごらん

そう言われて、私は試行錯誤しながら力を抜いた。
部長は左手で私のお尻を押さえつけ、押し広げ、右手の人差し指をすぼまりにゆっくりと挿入した。
少し力を抜いた効果があったのかもしれない、愛液で濡れた人差し指は、すんなりと私のすぼまりの中に滑り込んで来た。
痛くて、怖かった。

ヒィー・・・

私は思わず声を上げた。
私は尻を高く上げ、顔をシーツに押し付けて、うめき声を必死で抑えた。
部長がアナルを傷つけないように、指を丁寧に出し入れするのが分かった。
腸壁は指の太さと滑らかさを感じていた。